いまだ衰えないヒョンビン人気...「愛の不時着」にも通じる"愛情深さ"にまたハマる!

この春、日本で社会現象を巻き起こした「愛の不時着」に端を発したヒョンビン人気だが、その過熱ぶりはまだ衰えそうもない。9月で38歳を迎える彼は、2003年の俳優デビュー以降、「私の名前はキム・サムスン」(2005年)や「シークレット・ガーデン」(2010年)といったヒット作に出演。嫌味なほどのエリート像が、これほど様になり、愛されてきた俳優はほかにいないのでは?と思うほど、ヒョンビンには"エリート"のイメージが定着していた気がする。

だが、その名が脚光を浴びるきっかけとなった初期作品には、エリートとは真逆のキャラクターも多かった。今回は「愛の不時着」での北朝鮮将校・ジョンヒョクにも相通ずる、若かりし日の"ワイルド"な姿を振り返ってみたい。

「アイルランド」に出演した若かりし日のヒョンビン

(C)2004 MBC

長編ドラマ「ボディガード」(2003年)で俳優デビューを果たしたのは21歳。わずかな出演ながら、ひと際目を引く容姿で視聴者や業界関係者に大きなインパクトを残したヒョンビンは、その後すぐに頭角を現していった。

2004年には、心に傷を抱えた4人の男女が織りなすドラマ「アイルランド」(2004年)に早くも主要キャストとして参加。放送当時は決して高視聴率ではなかったものの、2組のカップルが運命を交錯させていく中毒性の高いストーリーは、コアなファンを生んだ。今回、このカルト的な人気を誇る同作が、テレ朝チャンネル2にて9月10日(木)より放送される。

「アイルランド」

(C)2004 MBC

「アイルランド」

(C)2004 MBC

ヒョンビンが扮するのは、孤児として育った無口でハンサムなボディガードのグク。アイルランド系移民の家庭で育ったジュンア(イ・ナヨン)と偶然出会い、心に深い傷を負っていた彼女に惹かれ結婚という形で守り抜こうとするキャラクターだ。ところが、精神が不安定なジュンアは、別の男性・ジェボク(キム・ミンジュン)を愛してしまい、ジェボクのパートナー、シヨン(キム・ミンジョン)も巻き込み、4人の運命の糸がもつれ合っていく...。

「アイルランド」

(C)2004 MBC

4人それぞれの生い立ちや過去に悲しい事情があり、その複雑に絡んだ関係性を追ううちにハマり込んでしまう同作。中でも、自分を裏切った妻・ジュンアを愛し続けるという無骨で純情なグク役は多くの人の心を捉え、ヒョンビンは新人賞も受賞した。

ボディガードならではの鍛え上げられた肉体や黒いスーツ姿は文句なしにカッコいいのはもちろん、苦悩や葛藤、傷ついたときの表情も抜群。妻の裏切りに気付き、美しく流れる涙は何度見ても胸を締め付けられる名シーンだ。

「アイルランド」

(C)2004 MBC

「アイルランド」の出演当時、感情をあまり表に出さず我慢強いグク役は自身の性格と似ていると明かしていたヒョンビン。身を挺して愛する人を守り抜こうとする男らしさは、決してスマートではないが、荒々しい優しさは実に魅力的だ。

その後、初主演した「雪の女王」(2006年)では、優れた数学の才能がありながらボクシングジムのトレーナーとして暮らす青年・テウン役を熱演。髪とヒゲを伸ばしたワイルドな雰囲気もさることながら、ワガママ放題の財閥令嬢キム・ボラ(ソン・ユリ)に振り回されながらも、包み込む優しさと言ったら...。「アイルランド」のグクといい、「雪の女王」のテウンといい、自由奔放なヒロインに対する深い愛情という点では、「愛の不時着」のジョンヒョク役とも共通項があるといえるだろう。

「アイルランド」

(C)2004 MBC

役者としてベテランの域に差し掛かり、近年ではチャレンジングな役回りで自身の可能性を広げているヒョンビン。「愛の不時着」でその沼にどっぷりハマった人は、彼の20代の瑞々しさや儚さ、トガった表情が堪能できる初期の作品にもぜひ触れてみてはいかがだろうか。現在とのギャップに、その"沼"の深さをますます実感するはずだ。

文=川倉由起子

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放送情報

アイルランド
放送日時:2020年9月10日(木)11:00~
※毎週(木)(金)11:00~(3話連続放送)
チャンネル:テレ朝チャンネル2 ニュース・情報・スポーツ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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