8歳にして役者デビューを果たし、「太陽を抱く月」(2012年)をはじめ、子役としての代表作も数多いヨ・ジング。近年ではイ・ビョンホンが過去に映画で演じた一人二役の難役を見事にこなしてみせた「王になった男」(2019年)や「ホテルデルーナ~月明かりの恋人~」(2019年)などの多くのドラマでメインキャストを務め、韓国のタブーとも言える事件を映画化した『1987、ある闘いの真実』(2017年)では、実在の学生運動家という重要な役どころで存在感を発揮。まだ若いにもかかわらず俳優としての佇まいは、もはや貫禄すら漂わせている。
そんな彼が新鮮な一面を披露しているのが、8月19日(水)よりMnetにて放送がスタートするバラエティ「車輪のついた家」。この番組は、ジングのほか、「応答せよ」シリーズのお父さん役で知られるベテラン俳優ソン・ドンイル、『アジョシ』(2010年)など異彩を放つコワモテの個性派俳優キム・ヒウォンが、トレーラーハウスで悠々自適に全国津々浦々を旅して、ゲストをもてなすという内容のリアリティ番組だ。
ジングとドンイルは過去に親子役で共演したほど歳が離れており、またヒウォンもジングの倍以上の年齢。ジングは、一番年下ということもあり、麺料理を振舞うなど一生懸命働いており、その姿がなんとも健気でキュート。年長者たちからもそんな必死な姿を可愛がられるなど親密な関係を築いており、ヒウォンから「世代差をあまり感じない」と言わせるほどの抜群のケミストリーを発揮している。
そんな3人の微笑ましい関係もさることながら、自然と目につくのが、ジングのプライベートな表情だ。キムチチゲを3時間にもわたって煮込み続けてしまうという少し天然な姿から、すぐに即興コントを始めたがる意外にもユーモラスな素顔、タコの刺身やサンマバーガーなどを美味しそうに頬張る意外な食の好みまで...。ドラマでは知り得ないジングの魅力を楽しむことができるのだ。
また、このバラエティの放送を記念して、彼が初めてバラエティに挑戦した「現地で食べてくれるかな?」も8月16日(日)からアンコール放送がスタート。この番組は梨泰院エリアにタイ料理店を運営しているホン・ソクチョンの料理は、本場タイでも通用するのか...SHINHWAのイ・ミヌとジングのサポートのもと、キッチンカーを出店するというものだ。この番組でもタイの左車線での運転にあたふたするなど、等身大な一面を曝け出しており、思わず親近感を覚えてしまうことだろう。
役者としては、その高い演技力や端正なルックスを活かしたスマートな役柄が多く、どこか雲の上の存在という雰囲気すら漂わせていたジング。しかし、バラエティで見せる表情は意外なほど屈託がなく、そのギャップはもとより、彼の新たな魅力に引き込まれてしまうはずだ。
文=HOMINIS編集部
放送情報
現地で食べてくれるかな?
放送日時:2020年8月16日(日)6:30~
※毎週(日)6:30~(2話連続放送)
車輪のついた家
放送日時:2020年8月19日(水)22:00~
チャンネル:Mnet
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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