イ・ジュニョクの真っ直ぐで強い瞳が物語る...決死の覚悟で挑んだ「大人の男の包容力」

「ダークホール(原題)」
「ダークホール(原題)」

本格的に俳優活動を開始した2007年以降、十数年にわたり数々のヒット作に出演してきたイ・ジュニョク。近年も、2018年のドラマ「リピート~運命を変える10か月~」を韓国でリメイクした主演作「リセット~運命をさかのぼる1年~」(2020年)が注目を集めたばかりだ。

年齢を重ねて役者としての幅を広げてきた彼が、衛星劇場にて10月13日(水)より日本初放送される「ダークホール(原題)」に主演。極限状態下に置かれた人間のサバイバルを描く同作で、これまでにない決死の表情を見せている。

イ・ジュニョクの決死のアクションにも注目「ダークホール(原題)」
イ・ジュニョクの決死のアクションにも注目「ダークホール(原題)」

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デビュー間もない時期からその男らしいルックスと天性の演技力で注目を集めてきたイ・ジュニョク。「糟糠の妻クラブ」(2007年)では主人公の弟で複雑な家庭に育った青年ハン・ソンス役を演じ、SBS演技大賞ニュースター賞を受賞。この作品で一気にドラマファンの認知を得ると、「彼らが生きる世界」(2008年)では、ソン・ヘギョ扮するヒロインを巡り、ヒョンビン扮する主人公と火花を散らす外科医カン・ジュンギ役で魅力を振りまいた。

「ダークホール(原題)」
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その後も、「シティーホール」(2009年)でのスーツの似合う副市長の秘書ハ・スイン役、「シティーハンター in Seoul」(2011年)のクールなエリート検事キム・ヨンジュ役と、次々にヒット作に出演。また、「青い鳥の輪舞(ロンド)」(2015年)では生真面目な就職活動生キム・ジワン役で主演を果たしたほか、「秘密の森~深い闇の向こうに~」(2017年)では学歴に劣等感を抱く検事ソ・ドンジェ役と、着実に役者としてのキャリアを積み上げてきた。「裸の消防士」(2017年)の消防士カン・チョルス役で披露した筋肉質な肉体美も記憶に新しい。

可愛げのある年下男子からクールなエリート、人情味あふれる熱血漢まで幅広い役柄を演じてきたジュニョク。どの役にも共通するのは、意志の強そうな瞳が生み出す男らしさと、その奥にある優しさだ。

「ダークホール(原題)」
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最新出演作「ダークホール(原題)」は、謎の黒い煙を吸い込んで人間性を失い"変種人間"となった人々が引き起こす感染スリラー。海外でも高い評価を集めた映画『新感染 ファイナルエクスプレス』(2016年)や、時代劇×ゾンビという異色の組み合わせが話題を集めた「キングダム」シリーズ(2019年~)など、ゾンビ作品の相次ぐヒットにより"Kゾンビ"なる造語までできた韓国感染スリラー系の新たな注目作だ。

「ダークホール(原題)」
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ある森に謎のシンクホール(陥没孔)が現れるところから始まる今作。その怪しげな穴から出る黒い煙を吸い込んだ人間が突然変異し、瞬く間に街中が生き地獄と化してしまう。そんな極限状態の中で出会ったファソン刑事(キム・オクビン)とテハン(ジュニョク)は、生存者を守るために奔走する...というストーリーが展開する。

ジュニョクが扮するテハンは、劇中の舞台となるムジ市で生まれ育った地元警察出身のレッカー車のドライバーで、一見いい加減な性格にも見えるひょうきんなキャラクターだ。それゆえ、未曽有の事態に遭遇した人間の驚愕ぶりを抜群のリアリティで体現。無我夢中で変異人間に対峙していく中で、その誰よりも熱い正義感が見え隠れしていく。

「ダークホール(原題)」
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生きるか死ぬかの瀬戸際にありながら身を挺してでも誰かを命がけで護ろうとする姿はそれだけで無条件に尊くて、見る者の心に強い感動を呼び起こす。ジュニョクの真っ直ぐで強い瞳が、テハンというキャラクターの本質である人間臭さや勇敢さ、そして大人の男としての包容力を生み出している。決してスマートではないが、その姿は実に魅力的で、ジュニョクがこれまで好演してきた役柄にも通じるところがある。

「ダークホール(原題)」
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"カメレオン俳優"と呼ばれるほど多彩な役柄を演じてきたジュニョク。そんな彼が今回体現した極限状況下での闘いぶりは、まさに身近なヒーロー像ともいえる。感染スリラーでありながら、護るべきものを必死で護りぬく...そうした彼の強さや美しさにも着目してほしい。

文=酒寄美智子

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放送情報

ダークホール(原題)
放送日時:2021年10月13日(水)23:00~
※毎週(水)23:00~(2話連続放送)
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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