内山夕実、茅野愛衣が「無職転生」を語る！「加隈亜衣ちゃんはもう身も心もエリスになってしまっていて...」

――第2期制作の第一報を聞いた時のお気持ちは？

内山「原作をお読みの方はご存じだと思うんですが、『無職転生』はルーデウスの生涯を描く長い作品なので、それをアニメーション化するにあたってスタジオバインドさんを立ち上げられたこともあって、長いシリーズにしていくのかなとは考えていました。なので、ルーデウスが成長していく中で、『自分はどこまで作品に関われるのかな』という気持ちの方が大きかったです。第2期でルーデウスをどうしていくかというところで『もう一度オーディションさせてください』と話をいただいて。続投させていただけると決まったからには精一杯ルーデウスを演じさせていただきます。12月のイベントで自分の続投をお知らせした時に喜んでくださっているファンの方々の声を実際に聞けて、少しホッとできたので、皆様からの応援を励みに、第2期も精一杯努めていけたらなという気持ちになりました」

茅野「事前にあまり情報を入れないでいたので、サングラスをかけるということは聞いていたんですが、シルフィとしてはだいぶ雰囲気が変わって出てきたので結構衝撃でした。ここから原作をどこまで読むかを悩み始めました。でも、やっぱりルディの情報をあまり入れたくなかったので、読まずに第2期の最初の収録を始めました。今回、アリエル様とルークが新キャラで出てくるんですけど、夕実ちゃんと杉田さん(前世の男役)と一緒に収録もできたんです。今期は掛け合いシーンをみんなで一緒に録れたので、それもすごく良かったなと思いましたね。お芝居がすごくやりやすい状況を作ってくださっていたので。まだ全員での収録は難しいけど、それでも極力一緒に録らせていただいたので、掛け合いとしても聞きごたえのあるものになっていると思います」

――個人的な本作の推しポイントを教えてください

内山「いろいろあるんですが、これだけたくさんの転生ものの作品が溢れている中で『無職転生』という作品では"特別な能力を持たずして転生した青年が、不器用ながらも一生懸命に成長して行く姿"というのが、ファンタジーものと言いながらもリアリティのある描写で書かれているというのがまず1つです。あとは、"家族愛"ですね。離れていてもずっと繋がっていて愛がある存在というのは、やっぱり家族以上のものはないんだろうなと改めて感じさせてもらえる作品だと思うので、見てる方にも何かが届いていたら良いなって思っています。あと、ルーデウスとしての成長物語だけでなく、前世の男の成長もしっかりと描いているところも魅力だなと思います」

茅野「私は、丁寧さとか細やかさをすごく感じる作品だなあ、と思っています。本当にタイトル通り、誰もが本気で作品に取り組んでいて、『良いものを作ろう』『無職転生が好き』という気持ちで、作品にリスペクトを持って作っているからこそ、素晴らしいクオリティのアニメーションになっていると思います。作品に関わっている皆さんの本気度が、一番の推しポイントです」