木村昴が映画「尾かしら付き。」の撮影を振り返る!「(舞台との違いが)演じていて楽しかった」

――日焼け肌に金髪、センターパートという楓太のビジュアルについては?

「金髪自体は、実は学生時代や20歳くらいの頃にしていた時期があったんです。それは松本人志さんや北野武さん、小堺一機さんが金髪にされて、さらにビッグになられている姿を見て、俺も真似しようと思って(笑)。なので金髪自体は自分でも馴染みのある感じだったんですけど、日焼けサロンは一度も行ったことないもんですから、金髪&日焼けは初めてでしたね。こういうギャル男系の姿は初めてだったので、楽しかったです。なんか新鮮でしたね。マネージャーさんと写真を撮りまくりました(笑)。普段から僕を応援してくださってる方からすると、多分、初めて見る木村昴の姿だと思うので、そういう楽しみ方もあるのかなと思います」

――声優だけでなく舞台などでもご活躍の木村さんですが、映画に出演しての感想は?

「映画、面白いですね。自分が今まで舞台で培ってきた演劇のスキルともまた違ったことが求められてる気がして、すごく勉強になります。やっぱり、舞台っぽく大きな表情や動きをつけると、映像ではちょっとうるさいんですよね(笑)。映画になると役者自身が纏っている空気感がより一層繊細に伝わるんだなという、その違いが、演じていて楽しかったですね」

――もし、木村さんに尻尾がついてたらどうされますか?

木村「それ、映画見ながらずっと考えていました。みんなも考えることになると思う、『自分に尻尾がついてたらどうしよう』って。尻尾があることをポジティブに変えたいんですよね。この映画の中で、快成は尻尾をハンディだと思ってるじゃないですか。多分、自分もそういうことを考えるし、味わうことになるんだけど、やっぱりポジティブなパワーをそこに持たせたい訳ですね。ちょっとずつ友達に見せていって『すごくない?俺、尻尾あんだぜ』ってオープンにしていくと思います。いろんなリアクションあると思うけど、だんだん自慢して回ると思うんですよね。最終的には、尻尾系YouTuberとかになっていくんじゃないかな(笑)」

――最後に、映画をご覧になる皆さんにメッセージをお願いします

木村「めちゃくちゃ観やすい映画になっています。皆さんの人生の隙間にフィットしやすい映画になっているんじゃないかな。難しいことを考えずに、シンプルに学生たちの日常を覗くくらいの軽やかな気持ちで観ていただけたらいいなと思います。人がハンディと向き合って、それを宝に変えていく。そんな映画になっていますから、一度見てもらえたら嬉しいなと思います。ぜひ楽しみにご覧ください!」

撮影=中川容邦 取材・文=中村実香

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公開情報

映画「尾かしら付き。」
2023年8月18日(金)公開

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