下野紘はアンドロイド、鳥海浩輔はロリータファッションで登場!?「AD-LIVE 2023」

カケルが博士に呪い殺された後、暗転した舞台には神の声が響き渡る。「観ていたか。今のが、君とも縁が深いカケルが命を落とした瞬間だ」。すると、舞台にスポットライトが当たり、ある人物のシルエットが浮かび上がる。その瞬間、客席から驚きと爆笑の声が沸き上がる。そこには、ロリータファッションであろう衣装に身を包んだ鳥海の姿が。会場がどよめきに包まれる中、神はその人物に、「想定外の死を迎えたカケルが、人生をやり直すのを手伝って欲しい」と依頼。カケルが本来辿り着くべき未来へ向けての手伝いを完了したら、「アイドル」に生まれ変わりたいという願いを叶えることも約束した。そして、「カケルの家によく来ていた訪問販売の男・勝手暮男(かつて くれお)」という人格を与えられ、カケルをサポートすることになる。

再び舞台に登場し、観客と共に初めて鳥海の衣装をみた下野は、そのロリータファッションをじっくり観察し、何とも言えない複雑な表情を浮かべる。そして、見た目にそぐわない「訪問販売の男」という設定を与えられた鳥海は、下野演じるカケルから元気に挨拶されると、見た目とは真逆の男前な声で優しく「こんにちは」と応える。カケルと会場が混乱する中で、暮男は、先ほど決まった"辿り着くべき未来"を実現するために奮闘する。

今回の世界観の特徴である「運命の玉」や、恒例の「アドリブワード」に翻弄され、時に助けられながら、手探りで舞台を作り出していく下野と鳥海。鈴村との3人芝居も交えつつ、結末を目指す中で、彼らのエンターテイナー魂も燃え上がる。そして、「AD-LIVE」出演時には必ずアドリブワードを元に即興で歌を披露する下野が、今年もエモーショナルな歌声を披露した。誰も予想できなかった、愛と感動の結末を迎えた初日夜公演は、鳥海の大きな背中と、下野の最高の笑顔で締めくくられた。

取材・文=中村実香

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放送情報

AD-LIVE 2023
大阪公演:2023年9月23日(土)、24日(日)
東京特別公演:2023年11月11日(土)、12日(日)

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