『ダンダダン』花江夏樹、オカルンは自分と近しいキャラクター「ゲームの話をするときはテンション上がっちゃいます(笑)」

――今回はモモとの掛け合いも多いですが、モモについてはどんな印象を持ちましたか?

「ギャルって言ってしまうのは簡単なんですけど、彼女は偏見があんまりないというか、自分が興味持ったことだったら、周りがちょっとキモいとか、オタクだとか言ってても別に気にしないタイプ。そういったところがオカルンと相性が良かったんだと思いますし、演じてる若山さんも、ギャルを色々勉強してきたとおっしゃってるんですけど、そんな中にもすごくナチュラルな、そこら辺にいそうなギャルのトーンで喋ってくるので、僕の中ではあんまりギャル感がないところがいいなと思いました」

――オカルンとモモの会話のテンポも早くて独特ですよね。

「監督が基本的にテンポを大事にされてる方なので、必要な場合を除いては、無駄な間を切って会話を成立させてるとおっしゃっていて。それが我々からしてもすごいありがたくて、そのおかげで気持ちよく会話できてるなと感じます。ただ、あまりにも切りすぎたおかげで尺が足りなくなって、最初は1話のオープニングを入れる予定がなかったみたいなんですけど、入れないと尺が足りないから苦肉の策で入れたとおっしゃってました(笑)」

――そんな裏話があったんですね。オカルンとモモの関係性についてはどう感じましたか?

「ほんとにいい関係だなと思います。最初は友情みたいな感じで、喋れる友達みたいなところから始まってると思うんですけど、次第に少しずつラブが芽生えてきて、そこの初々しさ可愛いらしくて、純粋に2人を見守って応援したいなという気持ちになりました」

――オカルンとモモは宇宙人を信じる側と幽霊を信じる側で分かれていますが、花江さんはどちらに共感できますか?

「どちらかと言うと霊の方がなんか身近な感じはしますけど、正直どっちも信じてないですね。つまらない回答ですみません(笑)。今まで身の回りで霊的なことは起きたことがないんですけど、この作品に関わって、監督や龍先生の心霊トークを聞いてると、信じないのがもったいないと思えるぐらい目がキラキラ輝いているので、今はいたらいいなって思っています」

――今回のアフレコは若山さんと同じ空間で収録できたのでしょうか?

「収録のときにはコロナの規制もほとんど解除されていたので、基本的に全員でアフレコすることができました。最初は仕切りがあったんですけど、最後の方には取っ払われたので、のびのびとアフレコできましたね。テストのときには激しいギャグシーンで、待機してるみんなが笑ったりとか、リアクションが来るのも久しぶりだったのですごく新鮮に感じました」

――今回は特に若山さんとの掛け合いが大切になってくる作品だと感じました。若山さんとはどのようなコミュニケーションを取られたのでしょうか?

「詩音ちゃんとはお会いしたことはあったんですけど、レギュラーで共演するのが初めてだったので、どういう方なのかが分からなかったんですよ。でも、緊張してるのか、あんまり向こうから話しかけてくるタイプではなかったので、ちょっとずつ僕から話しかけるようにしました」

――花江さんは普段から現場の空気感を自ら作るタイプですか?

「いや、全然そんなことないです(笑)。普段は喋る人がいたら全部その人に任せてしまうことが多いんですけど、あまりに人がいなかったので今回はやむを得ず自分から積極的に話すようにしました。でも、ある程度相手の人となりを知った方がやりやすいですね。それは監督もそうで、中には1クールで終わってしまって、監督と一度も話さないで終わる現場もあるので、どういう気持ちでこの作品を作ってるのかを知るだけでも、自分の中でモチベーションが上がりますし、そういう交流はやっぱり大事だなと感じました」

この記事の全ての画像を見る

放送情報

TVアニメ『ダンダダン』
2024年10月毎週木曜深夜 0:26~
MBS/TBS系28局「スーパーアニメイズムTURBO」枠にて全国同時放送

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物