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沢城みゆき、ノープレッシャーで役に挑めるようになったのは「焦燥感」のおかげ

声優

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――原作やテレビアニメ版もある中での今回の新作。どんなところを意識して作り上げていきましたか?

「吉村(愛)監督からは、原作のオスカルを大切に描きたいとのことだったので、見た目の麗しさや凛々しさも彼女の魅力ではありますが、喧嘩っ早い一面や、口の悪いところもある性格。名場面が連なった構成の中でも、立派な印象だけにならないよう、なんとかそうした等身大のオスカルも香るように心がけました。原作を読んできた世代の方たちに"そうそう!こんなキャラクターだった"と思ってもらえたら嬉しいです」

――その上で、難しさを感じたことがあれば教えてください

「映画の尺の中に、9巻分の原作をギュッと入れ込むため、シーンが変わると3年後になっていたりするんです。時の流れもしっかり感じてもらいたいと思うものの、オスカルは歳を重ねるほどに、様々な価値に触れ鎧を脱ぐように、自由になっていくんです。演じていると若返っていくような体感もあり、逆行するようで難しかった。迷いましたが、オスカルの"麗しさ"や年齢感はアニメーターの方たちに委ねて、私は揺れ動く"青さ"みたいなところに注力してキャラクターを作り上げていきました」

――もともと『ベルサイユのばら』という作品に対してどんな印象をもっていましたか?

「作品を認識し始めたのは、宝塚トップスター2人のオスカルとマリー・アントワネットのポスターを見たときだったと思います。最近は、LINEのスタンプで送られてくることも多くて...(笑)」

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映画情報

劇場アニメ『ベルサイユのばら』
2025年1月31日(金) 全国ロードショー

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こちら

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