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沢城みゆき、ノープレッシャーで役に挑めるようになったのは「焦燥感」のおかげ

声優

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――長きにわたり愛されてきた『ベルサイユのばら』。オスカルに選ばれた時、ます何をされたのですか?

「原作と照らし合わせながら、丁寧に台本を読む作業を大切にしました。映画の中では描かれないけれど、価値観の変化や経験は保管して、薄まらないように演じたいと思いました」

――なるほど、『ベルサイユのばら』だからこその役作りをされたのですね

「プレッシャーが無かったわけではないんですが、劣等感に負けてしまうともったいないので意識的にワクワクしようと心がけました。下町の町工場生まれの私は貴族である感覚がわからないから、とてもやりきれないんじゃないか、お里が知れるんじゃないかと思ってしまう(苦笑)。なので、それだけ遠い存在の人になれるチャンスを今もらっているんだ、と自分を励ましながら役と向き合いました」

――なるほど。不安だからこそ自分を奮い立たせて、いいところを見つけている?

「不安の力に足を引っ張られるのではなく、不安だからこそ、それを払拭できるまで練習したり、なんとかやり切りたいと言う筋力に転嫁するようにしています。焦燥感は味方にできれば、なかなかに心強い相棒なのかもしれないですね」

取材・文=於ありさ
写真=内田大介

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映画情報

劇場アニメ『ベルサイユのばら』
2025年1月31日(金) 全国ロードショー

詳しくは
こちら

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