『劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折』遠藤 綾が劇場化への思いを語る「噛みしめながら観ていただけたら」
声優

人間の負の感情から生まれる呪いと、それを呪術で祓う呪術師との闘いを描く、芥見下々による大ヒットコミック『呪術廻戦』。
TVアニメ第2期となる「懐玉・玉折/渋谷事変」が2023年7月から12月まで放送され、国内のみならず全世界で大きな反響を呼んだ。そんな第2期のうち、全5話となる「懐玉・玉折」のストーリーが劇場版総集編として帰ってくる。
HOMINISでは、家入硝子の声を演じる遠藤 綾にインタビュー。劇場化への気持ちや役作り、見どころについて語ってもらった。
――TVシリーズからの総集編として再編集された本作ですが、劇場化を知った時の気持ちを教えてください
「劇場版総集編の制作発表は、昨年8月に開催されたイベント『じゅじゅフェス 2024』の告知コーナーで最初に聞きました。会場のお客さんと一緒に知ることができて嬉しかった記憶があります。TVシリーズで放送された映像が劇場のスクリーンで観られるのはやはり嬉しいですし、『呪術廻戦』の中でも大事なエピソードのひとつだと思います。放送から日が経ち、改めてどんな風に作品を感じるのかなと思いました」
――改めて作品を見返して感じたことや印象に残ったシーンはありますか?
「今回、改めて映像を観返して、以前と同じところで嬉しいと感じましたし、同じところで苦しさも感じて、同じ感情をもう一度味わうことになりました。
具体的なシーンを挙げると、やはり理子ちゃんの最期のシーンは観ていてショッキングでした。硝子と理子ちゃんはキャラクターとしての関わりは無かったのですが、沖縄のシーンも楽しく観ていたので、まるで友達を亡くしたしたように感じました。
五条、夏油、硝子の3人の若かりし頃の姿が見られたのは嬉しかったですね。オープニングムービーでは、本編には描かれていない3人の様子を見ることができて、皆で横並びで歩いているシーンなど、こんな風に笑いあった日もあったんだろうなと嬉しくなりました」

(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
――劇場版総集編では新規ミニアニメの「劇場版総集編じゅじゅさんぽ」も入っていましたね。内容を見てどう思いましたか?
「映画館で映画を観るのが好きなので、キャラクターとして出ることができて嬉しかったです。高専時代の硝子を演じることはもうないと思っていたので、またわいわいと楽しく演じることができて嬉しかったです」
――家入硝子というキャラクターについて、改めてどんな印象をお持ちですか?
「謎が多くて、五条や夏油とは違う形で、彼女も私生活が全く見えないんですよね。彼女の本質は想像するしかないのですが、あの2人が話していたように、普段から彼女にしか分からない言い回しで説明するようなところがあったのかなと思います。想定外のことはしなさそうですが、あの2人と一緒にいられるのだから、きっと変り者なんだと思います。誰といても動じなさそうで、肝がすわっている芯の通ったところが感じられます」
――五条・夏油という物語のキーマンと家入硝子との関係性をどのように思われますか?
「チームとして一緒に任務にあたっていくので、役割のようなものをそれぞれがしっかりと持っているのだと思います。硝子にしかできないこともあり、それぞれが尊重しあっているのではと感じます。3人で共闘しているカッコいい姿や、喧嘩しているような場面もあったのかなと思うので、そんな3人を観てみたかったですね。なんだかんだと3人で一緒にいるのは居心地が良いのだと思いますので、素敵な関係性だと感じます」
映画情報
『劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折』
2025年5月30日(金) 公開
<STAFF>
原作:「呪術廻戦」芥見下々(集英社ジャンプコミックス刊)
監督:御所園翔太
シリーズ構成・脚本:瀬古浩司
キャラクターデザイン:平松禎史・小磯沙矢香
副監督:愛敬亮太
制作:MAPPA
配給:TOHO NEXT
<CAST>
五条 悟:中村悠一
夏油 傑:櫻井孝宏
家入硝子:遠藤 綾
天内理子:永瀬アンナ
伏黒甚爾:子安武人
<主題歌>
キタニタツヤ「青のすみか (Acoustic ver.)」(Sony Music Labels)
<公式サイト>jujutsukaisen.jp
<公式X>https://twitter.com/animejujutsu

(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
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