木村良平が「超・少年探偵団NEO」のアフレコエピソードを明かす

江戸川乱歩が1936年~62年にかけて執筆した、少年少女向けの探偵小説「少年探偵団」シリーズ。名探偵・明智小五郎と弟子の小林少年、そして彼を団長とする少年探偵団と怪人二十面相との対決を描く。そんな名作を原案としたショートアニメ「超・少年探偵団NEO」が、カートゥーン ネットワークで全話一挙放送されることが決定。

「超・少年探偵団NEO」

(C)Poplar/DLE

舞台となるのは2117年の東京。それぞれ7代目に代替わりしても、脈々と続く怪人二十面相と明智探偵&7代目小林少年が率いる少年探偵団との戦いを、キュート&ポップにつづる。今回、主人公の7代目小林少年を演じた声優・木村良平に、作品について話を聞いた。

今回の「超・少年探偵団NEO」一挙放送について、ご感想をお聞かせください。

「うれしいですね。個人的にも好きな作品ですし、ちょっと前の作品をあらためて放送していただけて、この機会にご覧になってくださる方が増えるといいなと思います。最初に地上波で放送していた時は少し遅い時間帯だったので、今回はお子さんに観てもらえる機会が増えるかなと期待しています」

原案の「少年探偵団」シリーズに登場する小林少年とは異なる、ちょっとコミカルな7代目小林少年ですが、演じる上で心掛けたことはありますか?

「ギャグアニメなので掛け合いのテンポが大事だなと思い、会話の中で自由に演技をさせていただきました。ノリの良さをすごく大事にさせてもらいましたね」

収録現場の雰囲気はどんな感じでしたか?

「みんな大きい声出して大変そうだなって思っていました(笑)。作品内容がいい意味でバカバカしかったので、みんなゲラゲラ笑いながら収録していましたね。あと、事前にリハーサル用動画をいただいていて、それには大宮一仁監督がガイドとして声を当てていたんです。そのガイド音声がとても面白くて(笑)。『アレ、すごく面白かったけど、どうする?』って、みんなで監督のガイドをどうやって超えようか、よく話していましたね」

作品の魅力はどういった部分にあると思いますか?

「作品が元々持っているスペックが高いので、それをそのまま流用させてもらったことで、すごく面白いアニメになっています。ギャグやショートアニメは、キャラクターの関係性や設定づくりがすごく難しいので、そこは強みだと思います。あと、キャスト陣もとても良かったですね。中でも三木眞一郎さんのナレーションが、とても面白いんですよ(笑)。三木さんとはアフレコ時にご一緒できなかったので、どんな演技をされるのか知らなかったんですが、三木さんの声が入った途端、何倍も面白くなりましたね。キャストや原作、そして監督が描きたかったものが、うまくかみ合った気がします」

各話に登場する怪人をお一人で演じられていた三宅貴大さんは大活躍でしたね。

「第1話『漆黒の使者あらわる』で登場した"漆黒の使者・G"の笑い声『ヒーミヒミヒミ』って、どこから来たんでしょうね。天才だと思います(笑)」

続編も期待される本作ですが、木村さんも第2期を心待ちにされていますか?

「そうですね。監督のアイデアさえあれば無限に続く作品だと思います。今回の第1期も、1話完結のショートコメディーと思いきや、全話通して観ると伏線がしっかり張ってあったり。面白い要素がたくさん盛り込まれているので、僕が小林少年の声が出せるうちに続編をお願いしたいですね。原作では小林少年が女装するので、そういうエピソードもやりたいね、とイベントなどで盛り上がっていたんですけど。いいアイデアや設定もちょっと時間が経つと、監督忘れてしまうんですよ(笑)。だから、アイデアを思い出すためにも、今回の一挙放送は監督にも観てほしいですね(笑)」

文=中村実香 撮影=中川容邦

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放送情報

超・少年探偵団NEO

放送日時:2018年9月29日(土)07:00~ほか

チャンネル:海外アニメ!カートゥーン ネットワーク

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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