早見沙織の美しい澄んだ声が壮大な自然と生き物たちのドラマを神秘的に彩る!

2009年に放送されたTVアニメ「東のエデン」のヒロイン・森美咲を演じたことで注目を集めた声優・早見沙織。信じる者のためなら大胆な行動にも出る芯の強い女子大生をリアルに演じ、多くのアニメファンにその存在を印象づけた。以来、澄み切った水のようにどこまでも透明でどんな色にも染まることができる柔軟な声質で、クールな女子高生や気高い小国の姫君、スリルを追い求める天才美少女ギャンブラーなど、幅広い役柄を演じてきた。また、演技力とともに歌唱力でも高い評価を得ている早見は、2015年よりアーティストとしても活躍。自ら作詞・作曲も手掛けるなど、あふれんばかりの才能を音楽のフィールドでも発揮している。

(C)NHFU

そんな早見がナレーターを担当するのが、3月7日(木)から2週にわたってナショナル ジオグラフィックで放送される「オカバンゴ・デルタ 恵みの洪水」だ。ボツワナ共和国・カラハリ砂漠の中にある世界最大の内陸デルタとして有名なオカバンゴ・デルタは、雨季になると膨大な量の降雨によって、2万5000平方kmの広大な地域が豊かなオアシスへと変貌する。大洪水がもたらすダイナミックな自然の変容と、そこに暮らすアフリカゾウやライオン、カゲロウ、イトトンボなど、さまざまな生き物たちが紡ぐ命のドラマに、早見は声のナビゲーターとして参加している。

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ナショナル ジオグラフィックで放送されてきたネイチャードキュメンタリーの中でも、この番組は特に映画のような美しい映像が全編にわたって楽しめるのが魅力だ。冒頭を飾る宇宙から捉えたカラハリ砂漠の壮大さ、オアシスとなったオカバンゴ・デルタに光が射す幻想的な様子、夕陽に染まるサバンナを悠然と歩くアフリカゾウたちのシルエットなど、どのシーンを切り取ってもため息が出るほど素晴らしい映像に合わせ、早見のナレーションもどこか荘厳さを感じさせるものに。そして、チーターがインパラを狩る様子をスローモーションで追うシーンでは、早見の言葉も映像のスピードに合わせてゆったりとした調子となっている。激しいドラムが前面に押し出されたBGMや、狩りという弱肉強食の世界とは対照的な印象を与えるナレーションだからこそ、彼女の声がいつも以上に神秘的に響いてくるのだろう。

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この番組のオリジナルナレーションは映画『TINA ティナ』で第66回米アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたハリウッド女優、アンジェラ・バセットが担当。現在60歳の彼女が見せる豊かなキャリアと母性を発揮してのナレーションは、母なる大地が動物たちの営みを見守っているかのごとく慈愛に満ちている。バセットのナレーションを"女神"とするならば、さながら"天使"と表現するにふさわしい早見のナレーション。そのどこまでも澄んだ声に癒やされてほしい。

文=中村実香

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放送情報

オカバンゴ・デルタ 恵みの洪水(全2話)
放送日時:2019年3月7日(木)、14日(木)22:00~ほか
チャンネル:ナショナル ジオグラフィック 未知の自然・宇宙・歴史
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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