「アイドリッシュセブン」ŹOOĻ西山宏太朗近藤隆が今明かす、2ndライブへの覚悟

――2nd LIVE「REUNION」がライブ初参加となったŹOOĻの皆さんですが「ŹOOĻとしてメットライフドームのステージに立つこと」への思いをお聞かせください。

近藤「参加発表当時、ŹOOĻは完全なるヒールでした。多くの方が『参加してほしくない』と言っていたことを覚えています。その気持ちは、悲しいけれどとても正しい。誰だって傷つけられた連中と、一緒にいたくはないですから。そんなŹOOĻが同じステージに立つことを可能にするには『力でねじ伏せるほかない』という考えに至りました。許しを請うでもなく、和解を求めるでもなく、ŹOOĻとして圧倒的なパフォーマンスでオーディエンスを呑み込むことが、最もŹOOĻらしい戦い方だろうと。たとえブーイングの嵐であっても、最後には喝采を浴びてやろうじゃないか、ヒール上等。その覚悟で挑んでいました。とはいえ、そこまで悲壮感があったわけではありません。役柄とはいえ、何万人ものブーイングを浴びせられる経験なんて滅多に味わえないので、そこを楽しむつもりで気楽に構えていました。ネガティブな考えが杞憂に終わったことは、正直ホッとしておりますが」

――ステージから見渡す客席はどのように映りましたか?

近藤「月並みな表現ですが、最高でした。星の海、夢の中にいるみたいな、幻想的な世界です。360度どこを見渡しても景色が途切れないんですよ、本当に美しかった。あの景色を見せてくれて、ありがとうございました」

――ŹOOĻ の参加によって、2nd LIVE「REUNION」は1st LIVE「Road To Infinity」とはまた違った雰囲気になったと思いますが、どんな爪痕を残せたと思いますか?

近藤「1stの『Road To Infinity』は、みんなが見たかった世界を作り上げたライブだったと思います。華やかで美しい世界、夢が現実になったステージ。対して『REUNION』は、みんなが見たいと願った世界を、探し出したライブだったのではないでしょうか。キャストが、スタッフが、観客一人ひとりが、複雑な気持ちを抱えた中から見つけた答えなのだと思います。痛みを越えてたどり着いたから、より一層愛おしい。少々乱暴な結論ですが、ŹOOĻの参加によって、「アイドリッシュセブン 2nd LIVE 『REUNION』」の世界観がグッと奥行きを増したと感じております」

――ŹOOĻの魅力、そしてライブでしか表現できないであろう"彼らの魅力"があるとしたら、どんな部分だと思いますか?

近藤「基本的には噛み合ってそうで噛み合わない4人です。スタートラインもゴールラインも違う、向いている方向も合ってない。特に虎於は、そこにいる理由さえ持ち合わせてなかった。それでも虎が4人で居たいと気持ちが変わっていったのは、ŹOOĻの中に大きなものを見出せるようになったからでしょう。まだはっきりとした形にはなっていないけれど、この4人でしか作れない世界があって、それを見てくれていた人が確かにいて、何よりIDOLiSH7をはじめとしたライバルたちとの交流をきっかけに『変わり始めることができた』からだと思います」

――ŹOOĻ の登場により、さらにストーリーに深みが増した「アイドリッシュセブン」ですが、ŹOOĻへの思いをお聞かせください。

近藤「さきほどの質問に一部重複する話ですが、彼らの変化の行く末を見届けたいです。ŹOOĻはまだまだ変われる。できれば、より攻撃的に己をさらけ出していってくれたら、泥臭くてカッコ悪くて、カッコいいでしょうね」

――2nd LIVE「REUNION」で一番推したい曲は何ですか?その理由もお聞かせください。

近藤「ŹOOĻの曲で押し切りたいところですが、個人的に『やられた!』と思ったのは、TRIGGERの『願いはShine On The Sea』、Re:valeの『星屑マジック』。歌唱もすごいけど、あの演出はズルイよ!最高だよ!ŹOOĻにはできない芸当だから、より一層嫉妬しちゃいます」

――2nd LIVE「REUNION」に向けてのレッスンやリハーサルで印象に残ったエピソードなどがありましたら教えてください。

近藤「3人に内緒で、振り付けを勝手に増やしていました。同じパフォーマーポジの(西山)宏太朗くんが、まだリハを開始してなかった時期なので恐縮だったのですが、みんな若いんだし、まぁ良いかと。最終的に本番で苦しんだのは、40歳の私だったというオチでご勘弁ください」

――「REUNION」には"親睦会"という意味がありますが、メンバーと親睦会はされましたか?または開催するとしたら、どのような親睦会にしたいですか?

近藤「スタジオ最終リハのちょっと前に、ŹOOĻ一同で決起集会をやりました。実は広瀬(裕也)くんとは、その日が初顔合わせ。部室でくっちゃべってるだけみたいな男子会でしたが、とても有意義で楽しかったです」

――今後、ライブをしてみたい会場はありますか?

近藤「せっかくなので、メットライフドームを超える規模の会場でできたら、夢が膨らみますね。スタジアムツアーとかできたら良いなとか思いますが、キャストとスタッフが何人か、ぶっ倒れる未来しか見えないので、これは夢物語くらいに留めるのがちょうどいいのかもしれません」

――ŹOOĻの初のライブとなる2nd LIVE「REUNION」の放送を、心待ちにしているファンへメッセージをお願いします。

近藤「会場にお越しくださった方も、ライブビューイングで応援してくださった方も、直接見ることがかなわなかった方も、ŹOOĻがいるから見たくないと仰った方も、アイドリッシュセブンというコンテンツがあることさえ知らない方も。すべての方にご覧いただきたい。それだけの覚悟と熱量で挑んだ『REUNION』です」

★今週10月11日(金)12:00にはŹOOĻから広瀬裕也&木村昴が登場!

文=中村実香

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放送情報

M-ON! SPECIAL「アイドリッシュセブン」~REUNION~
放送日時:2019年10月17日(木)22:30~、10月20日(日)19:00~
チャンネル:MUSIC ON! TV(エムオン!)

M-ON! LIVE アイドリッシュセブン 「アイドリッシュセブン 2nd LIVE『REUNION』」 <エムオン! edition>
放送日時:2019年10月20日(日)17:30~
チャンネル:MUSIC ON! TV(エムオン!)

アイドリッシュセブン 2nd LIVE 「REUNION」 <BSスカパー! edition>
放送日時:2019年11月17日(日)1:00~
チャンネル:BSスカパー!

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
※<エムオン! edition><BSスカパー! edition>ともにライブ映像中心の番組構成になります。オンエア曲、内容の一部が異なります。
※7/7(日)公演のライブ映像の放送はございません。

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