木村昴が映画「尾かしら付き。」の撮影を振り返る!「(舞台との違いが)演じていて楽しかった」

お尻に豚のような尻尾が生えている少年・宇津見快成と、そんな快成の"秘密"を知りながら寄り添おうとする少女・樋山那智。互いのことを知りたいと思いながらも、その気持ちをどう伝えたらいいかわからない健気な中学生2人の姿を描く、累計発行部数15万部の人気コミック「尾かしら付き。」。同作の実写版映画が8月18日(金)より全国ロードショーされる。

今回、快成と那智の恋を後押しする日焼けサロン店員・葛城楓太を演じる声優・木村昴にインタビューを行い、本作にかける思いなどを聞いた。

「尾かしら付き」で日焼けサロンの店員を演じる木村昴
「尾かしら付き」で日焼けサロンの店員を演じる木村昴

――本作へのご出演が決まった際の感想をお聞かせください

「役者としてしっかりと映画に携わらせていただく機会が今回初めてだったので、お声掛けいただけた時は光栄な気持ちと嬉しいなあっていうところで、マネージャーさんと非常に喜んだの思い出しますね。そして、漫画原作ということで、すぐに漫画を拝見して、自分が演じる楓太がどんな人なのか知りたいと思って読んだら、もう全然俺と違う人で。やせ型の金髪ロン毛イケメンっていう(笑)。『なんで、僕?』って最初思ったんですけど、読み進めていくと、すごくポジティブなヴァイブスやムードメーカー的な一面を感じて、『もしかして内面でキャスティングされてる?』とか思って(笑)。でも、『なんで僕なのかな』というのを考えながらキャラクターを作っていくのが非常に楽しかったなと。ルックスはかけ離れているキャラを自分がやる意味ってどこにあるのかなというのを考えながらやるのがやりがいを感じられて、めちゃくちゃ楽しかったです」

――原作漫画をお読みになっての感想は?

「描かれているテーマが、すごく自分にフィットしました。この物語では、快成は尻尾がついてる男の子という特別な存在ですが、周りから『人と違う』という好奇の目を向けられてしまうシチュエーションが軸になっているわけじゃないですか。誰しもが少しは人と違った部分があって、みんなそれを抱えて生きてんだな、と感じましたね。僕で言えば、小学生の頃に通っていた学校にハーフは僕しかいなくて。周りからすると『なんか(他の人とは)違うな』みたいに思われたようで、いじられたりとかもしましたけど、そういう時に原作漫画の中にもあるように、人との違いをシェアできる相手がいるというのはすごく幸せなことだなというのを感じさせてもらえました。それと同時に、やっぱりベタだけど、『(1人1人)違っていることが素晴らしい』と思える、温かくて優しいメッセージが込められている素敵な漫画だなと思いましたね」

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公開情報

映画「尾かしら付き。」
2023年8月18日(金)公開

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