浅沼晋太郎櫻井孝宏が明かす、アフレコ休憩中に盛り上がる話題とは

写真左から、浅沼晋太郎、櫻井孝宏
写真左から、浅沼晋太郎、櫻井孝宏

とある殺人事件をきっかけに、下宿で探偵稼業を始める万年金欠の天才歌人・石川啄木。明治末期の東京を舞台に彼と、助手を務める同郷の先輩・金田一京助ら、実在した青年文士たちの活躍を描くミステリーアニメ「啄木鳥探偵處」が、4月よりファミリー劇場ほかで放送される。今回は、主人公の石川啄木を演じる浅沼晋太郎、その相棒・金田一京助を演じる櫻井孝宏にインタビューを敢行し、作品に懸ける思いを聞いた。

(C)2020伊井圭・東京創元社/「啄木鳥探偵處」製作委員会

――演じられる役の第一印象と、演じることが決定した際の感想をお聞かせください。

浅沼「不勉強でお恥ずかしいかぎりなんですが、石川啄木の名前と作品は知ってはいても、その人となりまでは詳しく知らなかったんです。スタッフさんに石川啄木さんフリークがいらっしゃって。その方いわく、事実の方がより色濃い部分が割とあったらしく、アニメではそこをむしろ弱めたくらいなんだそうです」

浅沼「収録のたびに京助さんや啄木はもちろん、他の文士たちのことも少しずつ知って、気になり始めている今日この頃です(笑)。実は、オーディションを受けるように言われた役は啄木ではなかったんですよ。僕自身岩手県出身で、啄木の作品には小学校の時から触れていたので「啄木も受けたかったな」と思っていたんです。そこでマネージャーが『じゃあこっちもダメ元で出してみようか』と。結果として啄木を演じさせていただけることになってとても光栄に感じましたが、プレッシャーはひとしおでしたね(笑)」

櫻井「金田一京助さんは、国語の偉い人というくらいの認識でした。横溝正史さんの推理小説に登場する探偵・金田一耕助は知っていたんですけど(笑)。そういうレベルの知識の中で、実際に自分がその役を務めることになり、台本を見るまではどういう人なんだろうという印象でした」

櫻井「本作における彼は啄木にめっぽう弱い、本当に優しい気のいい人ですね。自分が目指していた場所にいるような啄木に対して、すごくリスペクトがあるんです。ただ、その気の弱さや人の良さが、玉にきずな部分もあるんですけど。自分にはない、素晴らしい感性と才能の持ち主である啄木を本当に尊敬しています。チャレンジしたいと思っていた役なので、決まった時は本当に嬉しかったです」

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放送情報

啄木鳥探偵處
放送日時:2020年4月14日(火)0:00~
チャンネル:ファミリー劇場
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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