伊藤美来もお姉ちゃんだから分かる!「安達としまむら」で感じた姉妹の距離感

2人の女子高生の関係が少しずつ変わっていく様子を繊細なタッチで描く、入間人間のライトノベルが原作のアニメ「安達としまむら」。10月よりTBSチャンネル1ほかで放送がスタート。人付き合いは基本的に面倒だと思っている女子高生・しまむらが、ある日、体育館の2階でサボり仲間となる安達と偶然知り合うところから物語は始まる。

今回は、しまむら役の伊藤美来にインタビューを通して、演じる上で意識している点などを聞いた。

(C) 2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

――しまむら役が決定した際の感想をお聞かせください。

「女の子たちが仲良くする作品で、自分から積極的に動くキャラクターは以前にも演じたことはあったんですが、受け身な役は今回がはじめてだったので、ちょっとうれしかったです(笑)。それも安達から愛情表現してもらえるシーンがたくさんあったので、すごい楽しみだなって思っていました(笑)」

(C) 2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

――しまむらとの共通点はありますか?

「しまむらは基本、あまり他人に関心がなくて、人付き合いも大変だからできるだけ避けたい、みたいなところがあるけれど、別にコミュニケーションが苦手という訳ではなく、その辺りを行ったり来たりしている感じの子なんですよね。私も学生の時は、女子グループに入るのにすごいドキドキしていました(笑)。女子の話題によく出てくるけど、見たこともないようなモデルさんの話にも、無理やり頑張って付いていっていたこともあって(笑)。女子高生にとっては学校が世界の全てで、そこで生きていくために頑張っていた時期とかもあったので、しまむらの気持ちはすごく分かるなって思います」

(C) 2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

――本作では自然な演技が印象的ですが、その辺りは意識されたのでしょうか?

「第1話のアフレコが、ほぼ絵が完成しているという素晴らしい状態だったんですね。キャラの表情はもちろん、日の光などの効果もしっかり入っていて、それが雰囲気作りに役立ちました。その空気感に合わせた声のトーンや大きさ、距離感などで演技したら、自然とリアル寄りになったんだと思います。

(C) 2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

――個性的な登場人物たちの中で仲良くなるなら誰ですか?

「仲良くなるなら、安達がいいですね。それこそちょっとサボり気味であんまり会う機会がないかもしれないんですけど(笑)、見かけたら話しかけたりとかしたり、サボっている場所を見つけたら狙って会いに行きたいです。少しずつ距離を縮めて、一緒にご飯を食べられるような仲になって、特別感みたいなのは味わってみたいなと思います。好きになってしまうというか、好きなのは安達のお母さんですね(笑)。クールで女子から見てもカッコ良くて、初めて見た時に『美人!』って思いました。憧れです」

(C) 2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

――しまむらと伊藤さんには姉という共通点がありますが、「姉ならではだよね」と感じる部分はありますか?

「妹のいるしまむらと違って、私には弟がいるんですけど、あんまり弟はひざの上とか乗ってくれないんですよね(笑)。私的には『いつでも乗って』って思っているんですけど(笑)。しまむらは、妹に対して『あんなにカワイイ妹がいるのに、ちょっとそっけないんじゃない?』っていうあしらい方をするんですけど、私もよくやってしまうので『分かる、その距離感』と、思ってしまいました」

文=中村実香

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放送情報

安達としまむら
放送日時:2020年10月19日(月)1:30~
※毎週(月)1:30~
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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