佐倉綾音も不安だった、「おさまけ」シロを一番うまく演じられるのは私ではないのでは...

二丸修一の人気ライトノベルが原作のアニメ「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」。4月よりAT-Xほかで放送中の本作は、松岡禎丞が演じる主人公・丸末晴が幼なじみの少女・志田黒羽とともに、初恋の相手でもあるクラスメートの美人女子高生作家・可知白草に復讐を企む物語だ。末晴への愛を公言する"クロ"こと志田黒羽役に水瀬いのり、清楚系クールな学園のアイドル"シロ"こと可知白草役に佐倉綾音、末晴に思いを寄せる若手人気女優"モモ"こと桃坂真理愛役に大西沙織と人気女性声優陣の共演も話題を呼んでいる。今回は可知白草役の佐倉綾音に作品への思いなどを聞いた。

――作品をお知りになった際の第一印象、そしてアニメ化をお聞きになった際の感想を教えてください。

「こんなネタバレみたいなタイトルで大丈夫なのだろうか、と真っ先に思ったのを覚えています。それでいて幼なじみなのはクロの方なので、こんなに負けが約束された作品もあるのだろうかと思っていました。でも、原作を読み進めていくと、どうやらそれだけではないということが分かって。今までは白草のような役をメインで演じさせていただく機会が少なかったのですが、清楚系クールだけどポンコツという役は自分の引き出しをしっかりと出していけるキャラクターだったので、演じさせていただけて嬉しいです。また、原作小説のPVからアニメ化までも早く、また白草を演じることができるのを楽しみにしていました」

――佐倉さん、水瀬さん、大西さんともに、これまで多く演じてきた役のイメージとは違うキャラクターを演じることについてはいかがですか?

「3人で『これは、キャスティングシャッフルなのでは...?』という話をしたことがあったんです。3人とも『私これが得意です!』というキャラクターと違うキャスティングだったので、最初は全員不安がっていました。『このキャラクターを一番うまく演じられるのは私ではないのでは...』と全員思っていたんです。でもアフレコが始まると、すぐに馴染んで違和感がなくなっている自分たちがいたんです。私も水瀬いのりがクロのような役を演じているところを初めて見たのですが、第1話のアフレコの時、本人に前のめりで『すごくいいよ!』と伝えました(笑)。こんな小悪魔な役を演じている水瀬さんを見たことがなかったですし、こんなに声に色気のある人だとは思っていなかったので、とても心を揺さぶられました。私がクロを演じていたら、きっと出せなかった雰囲気ですね」

――佐倉さんが思う、白草という女の子の魅力をお聞かせください。

「登場人物がみんな不器用過ぎて、そのハラハラを楽しむ作品でもあると思うのですが、中でも白草は突出して不器用なのではと思っています。もともと近寄りがたい雰囲気をまとっていて、それでいて素直になるのに時間がかかり、ただよくよく知ると実はポンコツだったり。そういう面が見えてくると、ただの難攻不落の完全無欠な美少女じゃないんだというのが分かるんですけど、そこにたどり着くまでが結構険しい道のりなんですよね。でも、そこが乗り越えたものだけがたどり着ける、白草の境地なのかなと思います」

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放送情報

幼なじみが絶対に負けないラブコメ #2
放送日時:2021年4月21日(水)21:00~ほか
※毎週(水)21:00~ほか
チャンネル:アニメシアターX(AT-X)
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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