諏訪部順一の重厚な語りを堪能できるシリーズ最新作で動物たちの新たなドラマが!

「テニスの王子様」の跡部景吾や「ユーリ!!! on ICE」のヴィクトル・ニキフォロフなど、人気アニメのメインキャラクターを数多く演じてきた声優・諏訪部順一。艶やかな響きを持つ低音ボイスをベースに、「うたの☆プリンスさまっ♪」の神宮寺レンに代表されるセクシー系イケメンから、「呪術廻戦」の両面宿儺のようなミステリアスな存在、そして「さらざんまい」のケッピといった謎の生命体まで、多彩な役柄をその七色の声で演じ分け、ファンから絶大な人気を誇っている。

また、自動車や市井の居酒屋などへ"大人のこだわり"を持つことでも知られる彼は、冠バラエティー番組でも活躍中だ。中でも「諏訪部順一のとびだせ!!のみ仲間」では、その大人の余裕を感じさせる穏やかなパーソナリティーで、ゲスト声優の素顔を見事に引き出す手腕を披露。そして、声優・鈴村健一が総合プロデューサーを務める即興舞台劇「AD-LIVE 2021」への出演が発表されるなど、誰もが日本を代表する声優の一人と認識する域に達しても、活躍のフィールドを精力的に拡大し続けている。

(C)Icon Films/NHFUB

そんな彼がナレーションを担当するネイチャードキュメンタリーのシリーズ最新作「サベージ・キングダム 4:残酷の帝国」、7月8日(木)よりナショナル ジオグラフィックで放送される。今回の舞台は、アフリカ・ボツワナのモンボ地区。女王・セベが率いるライオン一族の群れに訪れる危機や、亡き母の跡を継いで森を支配しようと孤軍奮闘する若きヒョウ・モツィーディの成長、そして年老いたリカオンのリーダー・モホロが守る群れに起こる出来事といった、動物たちの新たなドラマに迫る。

肉食獣たちの躍動する筋肉を、余すところなく捉えたスローモーション映像や、朝もやの中に浮かぶゾウやインパラなど、草食獣の芸術的なシルエット。そんな上質な映画を見ているような錯覚を覚えるほどに美しい映像にふさわしい、重厚なナレーションを添えていく諏訪部。そのスタンスは、まるで"王国で起きている無慈悲な営みの観測者"といったところだが、第1話「母の覚悟」のクライマックスでもある、ヒョウのモツィーディの勇気ある狩りに対し、「絶対に離すな、モツィーディ。とどめを刺せ」と呼び掛ける声には、動物たちへの隠しきれない愛情がにじむ。

(C)Icon Films/NHFUB

アニメやナレーションなど、声の仕事では「相手が聴きやすいように」と、地声よりも高めの声を出しているという諏訪部だが、本シリーズでは彼の地声に最も近い超低音が堪能できる。そんな彼のナレーションとともに、残酷とも呼べる厳しい自然の中で生きる動物たちの"ありのまま"を堪能してほしい。

文=中村実香

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放送情報

サベージ・キングダム 4:残酷の帝国【二か国語】
放送日時:2021年7月8日(木)20:00~ほか
※毎週(木)20:00~ほか
※【字幕】は7月9日(金)より毎週(金)11:00~ほか
チャンネル:ナショナル ジオグラフィック
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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