下野紘が思いを告白、アーティストとして「みんなと一緒にライブをしたい!」

「鬼滅の刃」の我妻善逸や「進撃の巨人」のコニー・スプリンガーなど、数多くの人気アニメでメインキャラクターを演じる声優・下野紘。いつまでも少年らしさを失わない、明るく真っすぐな声質が魅力の彼は、親しみやすい笑顔と雰囲気の持ち主でもある。最近では、そのキャラクターからバラエティー番組への出演も多い。一方、2016年よりアーティストとしても活動する下野。今回は、6月26日に行われた「下野紘ONLINEトーク&ミニライブ2021」の模様をレポートする。

この日のMCは、下野プロデュースによるトークライブイベント「下野紘のほぼはじめまして」(ほぼはじ)でアシスタントを務めている、下野の事務所の後輩声優・秋葉佑。同イベントのグッズでもあるジャージに身を包んだ秋葉の呼び込みに応えて、にこやかにステージ上に登場するやいなや、「待て!みんながみんな、『ほぼはじ』のことを知っているかどうか分からないでしょ!?今回は『下野紘ONLINEトーク&ミニライブ2021』だよ!」とツッコミモード全開の下野。今回のイベントの意気込みを聞かれると、「今回、2回目なんですけど、この状況下に慣れない!」と無観客への戸惑いを素直に口にした。

トークコーナーでは、5周年となるアーティスト活動を振り返って「去年、アルバムをリリースした後、みんなとライブをやりたいと思っていたのに(ライブが)全然できなくて。個人的には今まで応援してくれたみんなと一緒にいろんな歌を一緒に歌いたいというのがどうしてもある」と心境を明かした。

アーティスト活動開始のきっかけについても「もともと声優としてのスキルを上げたい、という思いもあったので」と話しながら、「『下野紘』として歌う、ということがどういうことなのかというのが、この5年間でようやく分かってきた」と振り返った。それまで歌ってきたキャラクターソングについても「キャラクターの気持ちや表情を考えながら歌っていたんだよね、実は。でも、自分で歌うとなった時に、キャラクターもいないし、この歌をどういう表情で歌えばいいんだろうか、とかを自分で作り上げなければならないというのが難しかった」と、アーティスト活動で感じた苦労も語った。

イベント中盤では「今日の配信はこのことを発表するために行っている、といっても過言ではない」と前置きし、配信限定のデジタルシングルのリリースが決定したことが発表された。まだ何も決まっていない状況ということもあり、下野から「『下野さんにどんな歌を歌ってもらいたいのか』という楽曲の雰囲気などをチャットに書き込んでください」と呼び掛けると、ハードロックやラブバラードなど、さまざまな意見が視聴者から寄せられた。

その後、下野の大好きな「豪華松阪牛選べるギフト」を賭けたゲームコーナーがスタート。ステージ上に散りばめられた積み木を2分以内に10個積み上げる「積み上げバランス スタッキング・ハイ」、自身の楽曲名をイントロで当てる「クイズ イントロGO!」に挑戦し、見事商品をゲットするも、イントロクイズに全問正解できなかったことに悔しさをにじませた。

最後は、1stアルバム『WE GO!』収録の「Change+ing」、 1stミニアルバム『Color of Life』収録の「colors」、ライブ初披露となる「ストーリー」を熱唱。「改めて、みんなの顔を見ながら歌いたいな、という気持ちがあります。デジタルシングルでは新しい楽曲を歌わせてただきたいと思いますので、引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします!」とファンへメッセージを送り、イベントの幕を下ろした。

文=中村実香

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