毎週木曜20時から地球で暮らすさまざまな野生動物に迫る、ナショナル ジオグラフィックの「ワイルドネイチャー」。サバンナや雪山など、過酷な環境の中で生きる動物たちのありのままの姿を、話題のアニメなどを中心に活躍している声優陣のナレーションと共に楽しむことができることもあり、根強い人気を誇っている。
12月の毎週木曜日は、世界中のネコ科動物に捧げる「ビッグ・キャット・マンス」と題し、ジャガー、ヒョウ、ウンピョウ、トラなど、世界中の美しく力強い大型ネコ科動物の能力や生態を紹介。それだけでなく、彼らが直面している問題にも触れていくなど、世界中に生息するネコ科動物への関心を高めるため、長期特別編成を用意している。
その先陣を切るのが、12月9日(木)に放送の「ビッグ・キャットと雪の王国」だ。今回、スポットが当てられたのは、中国・青海省にあるチベット高原の山に暮らすメスのユキヒョウ。彼女が、牧羊犬や縄張りの主でもあるオスのユキヒョウとの争い、手ごわい獲物の狩りなど、さまざまな困難に見舞われながらも、自らの身を投げうって献身的に2匹の子供たちを育てる様子に迫っていく。
ナレーションを担当するのは、実力派声優・能登麻美子。母性を感じさせる柔らかで癒し系の美声の持ち主で、「マリア様がみてる」シリーズの藤堂志摩子に代表されるようなおっとり系のお嬢様役などを好演。一方で「地獄少女」シリーズのヒロイン・閻魔あいや「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」の山岸由花子など、一筋縄ではいかないクセの強いキャラクターでも圧倒的な存在感を発揮し、多くのファンを魅了し続けている。また、人気アニメ「はたらく細胞」では、どこかのんびりとした明るく優しい声でナレーションを務めている能登。しかし、本編では渓谷に吹く風のような凛とした声を聞かせてくれる。中でも、メスのユキヒョウがヤクやバーラルといった動物を狩るシーンでの緊迫感溢れる語り口からは、過酷な環境で暮らす彼らへの畏敬の念も感じられるだろう。
「ワイルドネイチャー:ビッグ・キャット・マンス」では、能登のほかにも、生き物や自然が大好きと公言していて、「ラブライブ!」の高坂穂乃果役などで知られる新田恵海や、「ヤマノススメ」シリーズのここな役などを務めている小倉唯といった人気声優陣が、それぞれ日本初放送となるプログラムのナレーションを担当する。彼女たちのドラマチックな声をナビゲーションに、大型ネコ科動物の美しさと大自然の素晴らしさを味わって欲しい。
文=中村実香
放送情報
ビッグ・キャットと雪の王国 ナレーション:能登麻美子
放送日時:2021年12月9日(木)20:00~
インドとトラと未来と ナレーション:新田恵海
放送日時:2021年12月16日(木)20:00~
タイガー・クイーン:悲劇の女王 ナレーション:小倉唯
放送日時:2021年12月23日(木)20:00~
チャンネル:ナショナル ジオグラフィック
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