1月よりスタートするTVアニメ「明日ちゃんのセーラー服」の先行上映イベントが、12月25日に東京都内で開催。アニメ本編第一話&第二話の上映後、明日小路を演じる村上まなつ、木崎江利花を演じる雨宮天によるトークショーが行われた。本作では、田舎の名門女子中学・私立蠟梅(ろうばい)学園のセーラー服を着ることが夢だった少女・明日小路を中心に、クラスメートたちとの青春物語が描かれる。
第一話&第二話の上映後、村上と雨宮が登壇。改めて完成した映像を前に、村上は「アフレコしている時から既に絵がほとんどできていたんですが、色や音楽が付いたら、キャラクターたちも背景もさらに生き生きとしていて、すごくキレイでした」、雨宮は「とにかくキレイで全部見たいのに、1回では全てを見ることはできなくて。目と脳が追い付かないくらい情報量が多くて、本当にステキな作品だなと思いました」と、それぞれ感想を口にした。
第一話について触れると、村上は小路と妹・花緒のお風呂のシーンを「いつも素直で、思ったことをすぐ口にできる明日ちゃんですけど、花緒ちゃんとのお風呂シーンではそのさらに奥の部分がよく出ているなと思います。友達できるかな?これからどうしよう...という不安も、花緒には素直に言える」と説明。
一方、第二話の小路と江利花の衝撃的な出会いのシーンについて、雨宮は「ニヤニヤしちゃいますよね(笑)。江利花を演じる身としては、恥ずかしい気持ちが大きかったんですけど、いざ完成したものを一視聴者として見たら、2人の恥じらいながらのやりとりに、ニヤニヤが止まらなかったです」と語った。「実際に2人が同じような場面に遭遇したら?」と尋ねられると、村上は「1回見なかったことにして外に出ます。それで、もう1回開けてまだ続いていたら、さすがにちょっと突っ込もうかな(笑)」と回答し、雨宮も「大人な対応をされるのが一番気まずいですよね(笑)」と続けて場を和ませた。
また、第一話&第二話で感想を共有したい場面については、雨宮が「第二話で、明日ちゃんが憧れのアイドル・福元幹ちゃんのまねをするシーン」を挙げ、その場面での小路の仕草と映像の作り込みに対して「あの瞬間、瞬きできなくて目が離せなくなるような。(作り手の)気合いが感じられるシーンだなと思いました」と感想を述べた。一方、村上は「第二話で、小路がクラスメートの名前を呼びながら走っていくシーン」をセレクト。その理由を「アフレコで何度も録らせていただいたシーンで思い入れもあるんですが、クラスメートがいなかった小路にとっては、クラスメートの名前を呼べること自体が、こんなにも幸せなんだということを実感したから」と説明した。
さらに、アフレコ時のエピソードについて質問されると、村上が「アフレコに入る前、原作者の博先生から『とにかく自然に、元気いっぱいだったら大丈夫』とアドバイスをいただきました」とコメント。一方、雨宮は「私も『とにかく自然体で大丈夫です。あまりキャラを作ろうと思わないで、雨宮さんのそのままの声で』ということでしたが、本当に普段の声でやってみたら『さすがに中学生なので、もうちょっと...』とディレクションをいただきました(笑)」と答えて笑いを誘った。
この日、小路、江利花、鬼頭明里演じる兎原透子、若山詩音演じる古城智乃の4人を描いたキービジュアル第3弾が初公開。第二話の4人を彷彿させるイラストに、村上は「給食を片付けた後のシーンなのかな~とか、想像できますね」、雨宮は「3人が明日ちゃんを見ているような目線がいいですよね」と、それぞれ感想を寄せた。最後に、雨宮が「本当に1話1話があっという間で、引き込まれているうちにもう終わりなんだと没入させてくれるキラキラ感と、キャラクターの等身大の感じがステキな作品です」とアピールし、村上も「これからクラスメートと仲良くなっていく出来事や、ちょっとどうなっちゃうの?という出来事もありますが、皆さんと一緒に明日ちゃんたちの青春を見ていきたいと思います」とコメントし、イベントを締めくくった。
文=西廣智一
(C)博/集英社・「明日ちゃんのセーラー服」製作委員会
放送情報
明日ちゃんのセーラー服
放送日時:2022年1月10日(月)21:00~ほか
※毎週(月)21:00~ほか
チャンネル:アニメシアターX(AT-X)
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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