福山雅治が演じるからこその説得力!「元スターカメラマン」というキャスティングの妙が堪能できる映画「SCOOP!」

「SCOOP!」
「SCOOP!」

(C)2016「SCOOP!」製作委員会

年齢を重ねるごとに魅力を増し、スターなのに飾らぬ素顔も人気の福山雅治。冬の恒例行事となった「福山☆冬の大感謝祭 其の二十一」や4月からはアリーナツアー「WE'RE BROS. TOUR 2024」が控えるなどアーティストとしてはもちろん、今年はTBS系日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」で演じた全盲の人たらしFBI捜査官役でも話題となり、俳優としても好調。ディズニー創立100周年記念作品「ウィッシュ」(12月15日(金)公開)ではヴィラン役の日本版声優としてミュージカルに飛び込むなど、常に挑戦を続けている。

福山雅治が魅力的なキャラクターを生み出した「SCOOP!」
福山雅治が魅力的なキャラクターを生み出した「SCOOP!」

(C)2016「SCOOP!」製作委員会

そんな福山が落ちぶれたパパラッチを熱演して新境地を切り開いたのが、痛快社会派エンターテインメント「SCOOP!」だ。「モテキ」(2011年)や「バクマン。」(2015年)の大根仁監督が、1985年に製作された原田眞人監督・脚本の伝説的テレビ映画「盗写1/250秒」を21世紀風にリメイクした本作。

主人公となるのは、かつて数々の伝説的スクープをモノにしてきた凄腕カメラマンの都城静(福山)。過去のある出来事をきっかけに報道写真への情熱を失ってしまった静は、芸能スキャンダル専門のパパラッチに転身。ひょんなことからド新人記者の行川野火(二階堂ふみ)とコンビを組まされる羽目になった静が、凸凹コンビとなってスクープを連発していく姿を描く。

「SCOOP!」
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(C)2016「SCOOP!」製作委員会

「日本一撮られない男」とも言われ、いつもは"撮られる側"である福山が、パパラッチ役として"撮る側"を演じるというキャスティングの妙を堪能できる映画だ。しかも自堕落な日々を過ごす静は、無精髭を生やした女好き。言葉遣いも荒く、下ネタ連発...と、汚れ役とも言っていいほどの男を、福山がハマり役として演じているのだから面白い。

彼が演じるからこそ、"元スターカメラマン"という静の輝きにも説得力があるし、物語が進むごとに、静の内面に潜む情熱や優しさが浮き彫りとなる様子を福山がナチュラルに体現した。ダメ男なのに、色気すら漂わせるような魅力的なキャラクターを生み出している。

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放送情報【スカパー!】

SCOOP!
放送日時:2023年12月6日(水)21:00~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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