奥平大兼鈴鹿央士、ゲームにまつわる思い出は?初共演で感じたお互いの印象も明かす

――本作はゲームのシーンを始め、徳島県の雄大な自然が美しく切り取られています。作中で特に印象的に残ったシーンはありますか?

鈴鹿「ゲームをしているシーンって、僕らが撮影している時は画面がまだ緑だったり、パラパラ漫画みたいなものだったりしたので、最終的にどうなるのか分からなかったんですけど、実際に大きなスクリーンで見た時にゲームの高揚感や臨場感が出ているなと思って、すごく印象に残っています」

奥平「もちろん、3人で一緒にいるシーンやそれぞれの家族とのシーンも好きなんですけど、翔太で言うと、仲いい同級生と一緒に遊んでいるシーンとか、紗良と一緒にいるシーンが徳島の風景も合わさって、すごく光り輝いて見えるんです。後半になっていくにつれて、そういった人の存在が翔太にとって大事なものになっていくので、注目して観ていただけたら嬉しいです」

――先ほど奥平さんもおっしゃっていましたが、今回の撮影地となった徳島はとても綺麗な街並みが広がっています。徳島の思い出はありますか?

奥平「徳島の阿南市で撮影したんですけど、せっかくだから徳島市に行こうと思って電車で向かったのですが、交通系ICカードが使えないんですよ。切符を買って改札に行こうと思ったら、切符を入れるところがなくて困ってしまって...。僕は今まで経験したことがなかったので、タイムスリップした気分になって面白かったです」

鈴鹿「泊まっていたホテルから歩いて5分くらいところに喫茶店を見つけてずっとそこに入り浸っていました。そしたらおばちゃんと仲良くなって話しかけてくれるんです。隣が郵便局だったんですけど、郵便局の職員の方とかが食べに来てたり、いろんな地域の人が集まって喋っているの見ると、こうやって社会というか地域が成り立っているんだなって思いました。東京で1人暮らしだとそういう地域との関わりってどうしても少ないじゃないですか。改めて大切だなとか思いながら、コーヒーを飲んでいました」

――お二人はゲーム好きとのことですが、ゲームにまつわる思い出はありますか?

奥平「『FINAL FANTASY X』をプレイした時に、初めてゲームで感動して泣いてしまいました。前からゲームは好きだったのですが、それをきっかけによりゲームの魅力に気づかされました」

――感情が動かされたというか

奥平「そうですね。映画でももちろん感情は動かされるんですけど、また違った感情になることに初めてそこで気づけたことがすごく不思議な体験だったなと思って、思い出に残っています」

――鈴鹿さんはいかがですか?

鈴鹿「僕は『ポケモン』が印象に残っていて、2つ上の兄がいるんですけど、兄と一緒にどっちのバージョンを選ぶのかを話し合ってよく別々のバージョンを買って遊んでいました。ゲームに限らず、アニメもよく見ていましたし、カードゲームもよく買っていました」

――実際に作中では『ロケットリーグ』といった作品が登場しますが、お二人はeスポーツの題材になっているゲームしたことはありましたか?

奥平「学生の頃に『Fortnite』でよく遊んでいました。当時はまだ出たばかりで大会もなかったのですが、上手な人が上にいけるシステムがあったので、上のランクに行くために頑張っていましたね。その影響で競技を見るようになって、実際に優勝した人が何億円をもらえると聞いた時はびっくりしました」

鈴鹿「中学の時は『ウイニングイレブン』とか『FIFA』といったサッカーゲームや『Call of Duty』というFPSのゲームをやっていましたね。当時は世界中にたくさんのプレイヤーがいて、大きな大会が開かれているなんて知らなかったのですが、大会で活躍されて賞金を獲得しているニュースとかを見るとすごく嬉しい気持ちになります。こうしてゲームが夢になるというのが広まっているのがいいなって思います」

――ちなみに、お二人ともeスポーツの大会に出てみたいと思ったことはありますか?

奥平「小学校の時はまだ子どもということもあって、俺の方が強いでしょみたいな感じで自信があったので、いつか出てみたいと思っていましたね」

鈴鹿「僕は出たいってならなかったです。へたっぴだから恥ずかしいなって(笑)。だから、友達と遊ぶ時に大会に出てる感じでやろうよとか言ってよく遊んでいました。それが楽しいんですよね」

奥平「それがゲームの良さだよね」

――お二人がこれまでで1番熱中したことはありますか?

鈴鹿「僕は体操を小学生から中学生までやっていたのですが、ずっとバク宙ができなかったんです。バク転はできていたんですけど、バク宙になるとどうしても頭すれすれになってしまって。ずっとバク宙の練習に熱中していました。体育の授業ではバク転禁止だったので、自分との戦いだったのですが、バク宙をするという自分の夢を叶えるためにたくさん練習していました」

奥平「僕は空手ですね。7年ほどやっていたのですが、よく続けられたな、と。自分でやりたいと言ったので、引くに引けなかったというのもありますけど、すごく熱中していましたね」

取材・文=川崎龍也

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作品情報

映画「PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~」
2024年3月8日(金)全国ロードショー
配給:ハピネットファントム・スタジオ
(C)2023映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』製作委員会

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