市川実日子中島歩と夫婦役を演じたグルメドラマの裏側を明かす「未知のものと遭遇する楽しさがあった」

――ドラマの中で実食したレシピで思い出深いものはありましたか?

中島「今思うと、いい意味でどれも変わった味で。今までに食べたことのないお味でしたね」

市川「私は#7『レオナルド・ダ・ヴィンチ』の回に登場した、鶏肉ソテーの教皇風が好きだった! 一緒に食べたイチジクの温製サラダもとてもおいしくて、体で美味しさを表現した記憶があります。今思うと、『これはどういう香りなんだろう』とか『まず香りを嗅いで確認してから食べたい』みたいな、未知のものと遭遇する楽しさがありましたね」

中島「調理法も『もうこの頃にはあったんだ』みたいな発見がありましたね」

――お互いの第一印象はいかがでしたか?

中島「もうとっても愉快な人だなって思いましたね。実際に愉快な人でも、愉快で居続けるって非常に体力を使うことだと思うんですよね。僕も愉快な人間だと自負しているんですが、疲れちゃうとすぐ不愉快になっちゃうので、本当にすごいなって思います。愉快の持続力が素晴らしいな、と(笑)」

市川「人を素材でいさせる、というか無理をさせない人だなって思いました。アドリブだったり、何が起きるか分からない、自由という名の方向性が不確かな撮影をしていく中で、何も相談しなくても、見ているところが近いような気がして、安心感がありました」

――7月からは約1年ぶりの続編「~ノスタルジックな休日~」も放送されますね。

中島「第2期では、ジュンとヨシヲが、祖母や母親たちが読んでいた『暮しの手帖』のレシピを基に、昔懐かしいご飯を作るのですが、料理がとてもおいしかったです。前作が知的好奇心を刺激するとしたら、今回は味覚をダイレクトに刺激されましたね」

市川20代の頃に『暮しの手帖』を読んでいたので、今回、もう一度、自分の『好き』を確認できた感覚がありました。登場するお料理は旬のパワーを感じられるものなので、ぜひ視聴者の方にも、あの喜びを感じてほしいです」


撮影=皆藤健治 取材・文=中村実香
スタイリング=谷崎彩(市川実日子)、上野健太郎(中島歩)
ヘアメーク=秋鹿裕子(W)(市川実日子)、小林雄美(中島歩)
衣装協力=FUMIE TANAKA、KATIM

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放送情報【スカパー!】

À Table!~歴史のレシピを作ってたべる~
放送日時: 7月5日(金)より毎週(木)、(金)3:00~(2話連続)ほか
放送チャンネル: ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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