
――ドラマでは、お二人ともはまり役だったなという印象ですが、お互いから見ていかがだったでしょうか?
のん「本当ぴったりだなと思いました。お会いする前もクールな印象だったので桜井さんが合っているなと思いましたし、『...』の中で視線や仕草、たたずまいでどんな動きをしてリアクションしているのかというのを細やかに演じられていたので、すごいなと。あとはアクションが本当にすごかったです。自分も練習していたんですけど、アクションシーンを後ろから覗いてみたら、『藤ヶ谷さんはこんなにすごいことをやっているのか』と落ち込んじゃって。めちゃくちゃかっこよくて、アクション俳優になってほしいと思いました」
藤ヶ谷「急に?(笑)。カナコは一人で暴走するけど、のんさんのふわっと感に包まれることによってチャーミングさが加わっていましたね。アクションに関しては難しくて、アクションチームに支えてもらいました。僕もアクション経験はないから、個人で練習して合わせて。最初は一人ひとりが良ければ成立するけど、バディになっていくと互いを利用したり助け合ったり組技したりと大変だったけど、面白かったですね」
のん「面白かったですね。コミカルなアクションなので特殊でしたよね」
――のんさんが演じたカナコは笑ったり落ち込んだり、感情の起伏が激しいと思うのですが、どのように演じていましたか?
のん「キャラクターとしての完成形を想像するのが難しかったですね。ただ、監督が『ここは切り替えてください』とか迷いなく演出してくださったので、身を委ねてやっていました」
――藤ヶ谷さんの方は基本無口で、「殺すぞ」が口癖ですよね
藤ヶ谷「意識したのは、カナコへもそうですけど、視聴者の方にも、僕の『殺すぞ』の一言で途中からこの人はなんとなくこういうことが言いたいんだろうなってわかるようにすること。それをだんだんカナコはわかってくる空気感を作りたいと思っていました」
のん「台本に書いてありましたよね、『殺すぞ(◯◯)』みたいな」
藤ヶ谷「そうそう。でも、それって視聴者の方はわからないじゃないですか。そこが伝わらないと面白くないから、話し合いながら噛み合っていったかな。あとは、セリフがないなりに目だけ動かすとかやっているんですよ。でもみなさんは『...』ばっかの人とお芝居の経験が少ないじゃないですか。みんな飛ばしてセリフ言っちゃうから俺は俺で大変でした。ここで一個やっているのにって。でもそういうのを監督は見てくれているんです。僕が他の俳優さんに『ここちょっと待ってください』とか言うことなく、監督が『桜井が裏でやっているから二間待ってほしい』とか言ってくださって、全体を見てくれているなと思いました」
のん「すごーい。私も(後ろが)見えているときはこういうことやっているんだと思いましたし、監督からも言われたりもしたので、すごいなと改めて思いました(拍手)」
放送情報
「幸せカナコの殺し屋生活」
2025年2月︎28日(金)、DMM TVで独占配信スタート!
https://info.tv.dmm.com/original/pre-membership/kanako/
(C)DMM TV (C)若林稔弥/星海社
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