6月に公開が控える映画「黒牢城」。第166回直木賞と第12回山田風太郎賞をダブル受賞した米澤穂信による同名ミステリー小説を、本木雅弘、菅田将暉、吉高由里子を始めとする豪華キャスト陣で映像化する同作は、「スパイの妻」「クリーピー 偽りの隣人」などで知られ、国内外から高い評価を受ける黒沢清監督が自身初の時代劇に挑むことでも注目を集めている。暴虐な織田信長のやり方に反発するために荒木村重(本木)が籠城作戦を決行するも、織田軍に囲まれて孤立無援となった城の中で、ある少年が何者かに殺害される。それを皮切りに次々と怪事件が起こるという、手に汗握る戦国系心理ミステリー超大作だ。
時代劇とミステリーが融合する同作の中で、本木演じる村重の隠し刀として暗躍する郡十右衛門を、オダギリジョーが演じている。オダギリと言えば、俳優としての目覚ましい活躍はもちろん、監督業も手掛けるなど、その多才ぶりを各方面で発揮。多くの経験と着実なキャリアを積み重ねてきたからこそ成せる肩の力の抜けた演技が魅力的だ。
そんなオダギリが2007年、30代になったばかりの頃に主演を務めたのが映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」だった。同作は5月にWOWOWシネマで放送される。
1960年代。オトン(小林薫)に愛想を尽かしたオカン(樹木希林)は、まだ幼かったボク(オダギリ)を連れ、小倉から筑豊の実家に戻って女手1つでボクを育てることに決めた。その後の1980年代、憧れの東京に出て美大生となったボクは、自堕落な毎日を送る。どうにか美大を卒業し、いつしかたまっていた借金を返すためにどんな仕事でも引き受けようと働いているうちに、イラストやコラムで次第に生計を立てられるように。そんなある日、オカンががんで入院したとの知らせが入る...。











