「VIVANT」続編も期待大!堺雅人が生々しく演じた、"50代のリアル"と大人のほろ苦い恋心に胸が揺さぶられる「平場の月」

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「平場の月」
「平場の月」

(C)2025映画「平場の月」製作委員会

再会を果たした青砥と須藤は、不甲斐ない過去や今の心境など、知らず知らずのうちに身の上話を口にするようになる。お互いの話に耳を傾け、うなずき、距離を近づけていく彼ら。会話のテンポややり取りのすべてから現実味が滲み出し、同世代の人にとっては友人や隣人の姿を見ているような気がしてくるかもしれない。恋心を蘇らせていく青砥と須藤の様子も生々しく、あまりラブストーリーのイメージがない堺の新鮮な表情にドキドキとさせられるはずだ。

"太い"と表せられる、須藤の頑固さや芯の強さ。それを包み込もうとする、青砥の優しさ。それらに触れていると、人生の味わいが溢れ出してくるようで、温かさと切なさで胸がいっぱいになる。星野源が書き下ろした主題歌「いきどまり」と共に、青砥と須藤のキラキラとした青春期を演じた坂元愛登と一色香澄のみずみずしさも、忘れ難い印象を残した。

文=成田おり枝

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