©新川帆立/講談社/フジテレビジョン
本作で坂口は、20歳で司法試験に合格し、東大法学部を首席で卒業した超エリートでありながら、あえて公正取引委員会で働く変わり者・小勝負勉を演じている。印象的なのが、小勝負の飄々とした佇まいの奥に秘めた静かな使命感の表現だ。普段は低いトーンで理屈っぽく話し、周囲の言葉も淡々と受け流す。しかし、談合やカルテルなど不正を働く企業と対峙するときは、表情が一変し、まばたきを忘れたかのような鋭い眼光で相手を見据える。
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加えて、小勝負が口にする「弱くても、戦わなきゃいけない」というセリフには、彼が過去に抱えた思いと、公正取引委員会にこだわり続ける強い意志がにじみ出ている。坂口は、そんな小勝負のクールさと内に秘めた情熱のギャップを表情の変化で繊細に演じ分けている。











