瑛太橋爪功との共演に「あれくらい自然でいいんだなって」

橋爪功(写真左)、瑛太(右)
橋爪功(写真左)、瑛太(右)

時代劇専門チャンネル開局20周年記念作品として製作された、藤沢周平原作のサスペンス時代劇「闇の歯車」が2月9日(土)にTV初放送される。同作は謎の男・伊兵衛にもうけ話を持ち掛けられた町人・佐之助ら4人が、現金強奪という犯罪に手を染め、それぞれの人生の歯車が狂っていくさまを描く物語。主役の佐之助を俳優の瑛太が、その好敵手・伊兵衛をベテラン俳優の橋爪功が演じる。2人が作品の印象や撮影時のエピソードを語ってくれた。

(C)2019「闇の歯車」製作委員会

瑛太「作品をより躍動感のあるものにするという監督の意図があったので、あえて原作は読みませんでした。サスペンスが軸になりつつも、主要メンバー5人のキャラクターの面白さやラブストーリー、アクションもある。いろいろな要素が含まれているので、楽しく新鮮な気持ちで日々の撮影に臨みました」

橋爪「藤沢周平さんの作品は人情ものがよくあるけど、今回の話はそうではなくて。瑛太君も含めて、むさくるしい男ばかりで押し込みに入るというハードボイルドタッチな作品なので面白かったですね」

(C)2019「闇の歯車」製作委員会

毎日楽しく撮影をしていたという瑛太だが、初日には役に向き合うために、試行錯誤を繰り返したようだ。

瑛太「時代劇では侍の役が多かったので、初日は試行錯誤の状態でした。今回の役は町人なので"胸を張らなくていい"って思うんですが、どこか武士の所作みたいな癖が出てしまって。でも、橋爪さんの芝居を見て、そこから抜け出すことができました。あれくらい自然でいいんだなって。あ、いい意味です(笑)」

橋爪「私、悪い見本なんですよ(笑)」

瑛太「町人を演じる上で、『こんな人間もいるだろう。誰も実像を見てないんだから、何をしたっていいだろう』っていうところはあるんじゃないかなって」

橋爪「正解ですよ。"時代劇だから"っていう感覚が少なからず自分の中に残っている。私もそういう形ではやりたくないなっていつも思っています。それに、役をうまく演じることができたら、自分の可能性が多少広がるかもしれないってね」

瑛太「僕も橋爪さんも町人の役を演じていて、橋爪さん演じる伊兵衛に食って掛かるシーンが何度かあったのですがすごく演りやすかったです。特に、酒場でお互いに立ち上がって『お前、何者だ』っていうシーン。僕、身長だけは橋爪さんより高いので、見下してセリフを言うのがすごい気持ち良かったです(笑)」

橋爪「冷たい目をするんですよ。俺のこと嫌ってるんじゃないかと思ったね(笑)。瑛太君は会った時から他の役者とは違う色っぽさみたいなのがあった。謎めいた部分もあるし、面白い人だなって思いました」

(C)2019「闇の歯車」製作委員会

本作は「鬼平犯科帳 THE FINAL」「三屋清左衛門残日録」シリーズなどを手掛ける山下智彦が監督を務める。瑛太は山下監督について「現場のムードメーカーだった」と話す。

瑛太「撮影初日に、子どもの背中をポンと押して『あっちに行け』と促すも、恐怖のあまり子どもがその場で固まってしまうというシーンがありました。本番で『行けよ』と言ったら、素直に走っていってしまって(笑)。すぐに監督から『誰じゃボケー、瑛太かっ!』って罵声を浴びました。現場で叱られることがあまりなかったので、嬉しくて大笑いしてしまいました。撮影では、とにかく威勢のいい『スターツ!』の掛け声と、『カット』という気持ちいいゴールを用意してくれる職人気質な監督が、現場の空気や流れを作ってくれましたね。カット割りや表情、キャラクターの勢いについてもディスカッションさせてもらいました。佐之助は二枚目の町人というだけじゃなく、人間らしい喜怒哀楽がうっすら散りばめられる。そんなキャラクターの表情を監督に付けてもらった感じですね」

(C)2019「闇の歯車」製作委員会

橋爪「監督は結構、気が短いんですよね。喧嘩っ早いとかじゃないですよ。ちんたらしているのが嫌なタイプで、私もそういうところがあるので、やっていて心地良かった」

瑛太「監督のせっかちなところを見ていると、話の流れの抑揚がすごく気持ちの良い作品になるような気がしています。頭をフル回転して想像しながら見ていただけるような」

橋爪「そう!カメラアングルもテンポが良くて、見ている方が前のめりになるような画になればそれで大成功じゃないですか。私も期待しています!」

文=津金美雪

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放送情報

オリジナル時代劇「闇の歯車」
放送日時:2019年2月9日(土)20:00~ほか
チャンネル:時代劇専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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