総勢22振りの刀剣男士たちの日常を描く!「舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ」

「舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ」より
「舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ」より

名だたる刀剣が刀剣男士と呼ばれる個性豊かな男性キャラクターとして登場し、歴史上の戦場を駆けめぐりながら部隊を編成・育成していく、いま最も注目を集めている大人気コンテンツ「刀剣乱舞-ONLINE-」。これを原案とした"刀ステ"こと舞台『刀剣乱舞』は、2016年「虚伝 燃ゆる本能寺」からスタートし、2019年11月上演の「維伝 朧の志士たち」まで、8作が上演されてきた。5月23日(土)に日テレプラスにてTV初放送となる「舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ」は、その第7弾にあたる。

(C) 舞台『刀剣乱舞』製作委員会 (C) 2015-2019 DMM GAMES/Nitroplus

刀ステといえば、緻密な物語が印象的なシリーズだが、第6作目「悲伝 結いの目の不如帰」にて大きな区切りを迎えた。そして、歴史を改変しようとする時間遡行軍との戦いを主軸としたこれまでとは異なり、2019年6月に上演された本作は、本丸で暮らす刀剣男士たちの日常が中心となっている。会場替わりの刀剣男士の出演も話題になり、東京公演に小夜左文字、大阪公演に骨喰藤四郎、兵庫公演に不動行光、そして東京凱旋公演には歌仙兼定が登場。彼らも含め、過去最多となる総勢22振りの暮らしが描かれた。

仲間たちも増え、新たな本丸への引っ越し作業を進める刀剣男士たち。そんな中、山姥切長義が新たな仲間として加わることになり、歓迎会が行われる。しかし、山姥切長義といえば、山姥切の本科。山姥切国広が写しであるコンプレックスを抱えていることをよく知る山伏国広たちは、なんとか2振りが顔を合わせないようにと奮闘する。

物語の主軸となるのは、本丸の近侍である山姥切国広と、初登場となる山姥切長義の関係性。山姥切国広を演じるのは、2.5次元舞台をけん引する存在であり、ここまでシリーズ皆勤賞の荒牧慶彦だ。写しであるコンプレックスに悩みつつも、初演から前作の悲伝までの戦いを経て成長してきた山姥切国広の心情を、繊細に表現している。

一方、山姥切長義を演じるのは刀ステ初参加となる梅津瑞樹。しかも山姥切長義は、公演が始まるまで「謎の人物」として名前を伏せられていた特殊な存在だ。しかし梅津は堂々とした立ち振る舞いで、山姥切長義を見事に演じきった。

本丸内でのリラックスした刀剣男士たちの姿を楽しめる慈伝。山姥切国広と山姥切長義を会わせないようにする場面など、コミカルで笑いが巻き起こるところもかつてなく多い。とはいえ、刀ステの大きな魅力である殺陣シーンもたっぷり盛り込まれており、悲伝とのつながりを感じられる要素も散りばめられているため、シリーズファンも納得の内容といえるだろう。本丸の日常、そして山姥切国広たちをはじめとする刀剣男士たちの成長を、ぜひ見守りたい。

文=中島文華

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放送情報

舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ
放送日時:2020年5月23日(土)19:35~
チャンネル:日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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