津田寛治が「ラーメン刑事」の撮影を振り返る「プライベートでも食べに行きたい味でした」

アクの強い悪役から、温厚な好青年まで、幅広く演じ分ける俳優・津田寛治さん。チャンネルNECOのグルメドラマ「ラーメン刑事」で、ラーメンが好き過ぎて食べながらお店を"取り調べ"してしまう刑事・本郷台泰介を演じている。

「刑事=あんパンと牛乳、みたいなイメージがあるので、ラーメンとの組み合わせは面白いな、と。作中では、刑事たちの会話や設定がすごくリアルなんですよね。スーツは仕事着なので支給制だとか、それがオーダーメードだとか(笑)。十数年刑事役をやっている僕でも『そうなんだ!』ということがいっぱいで。(元神奈川県警の)小川泰平さんが監修されているので、その力も大きいでしょう」

年間500杯以上食べるラーメン通で知られる小川さんは、ドラマの後のミニコーナーに登場してお店を取材する。

「小川さんにはロケ先のお店でお会いしました。僕もラーメンは大好きですが、彼は何百倍もうわてだと思いますよ。僕は、一時は豚骨にハマったりもしましたが、今は『これぞ醤油ラーメン!』みたいな一杯が好きですね。今回はお店で実在するメニューを出していただくので、芝居をしなくてもおいしい顔になってしまうので助かりました(笑)」

津田寛治(「ラーメン刑事」より)

©日活・チャンネルNECO

本郷台刑事の"取り調べ"は、マニアックな視点で細かく観察するのが特徴だ。

「カウンター席からのぞいて麺のゆで時間を計るって、すごいですよね。でも確かに大事なことだし、オープンキッチンのお店は手の内を明かしているようなものなので、じっくり観察しているお客さんもいるでしょうね。製麺室があるかどうかで店の意気込みを見るとか、ザルの種類で技術が分かるとか、なるほど、と」

第一話に登場した東京・目黒の「かづ屋」など名店の魅力をさまざまな角度から伝える、情報番組としての側面も。

「現場では、最新のiPhoneで撮影しているのが新たな挑戦だなと思いました。もう、放送に十分耐えうる動画が撮れるんですよね。これだと狭いお店でも10 台近くのカメラでマルチ撮影ができる。次世代の現場だなと(笑)。『かづ屋』さんでは撮影のために 3 杯ほどいただいたんですが、大将が快く対応してくれて、そしてやっぱりおいしかった!特にスープとチャーシューが最高でした。プライベートでも食べに行きたいです」

つだ・かんじ●'65年8月27日生まれ、福井県出身。'93年、映画デビュー。以降、北野武監督作品の常連に。大河ドラマ「青天を衝け」(NHK 総合ほか)に出演中。映画「HOKUSAI」が5月公開。

撮影=石塚雅人 取材・文=magbug 衣装協力=ヨーガンレール

この記事の全ての画像を見る

放送情報

ラーメン刑事 #2
放送日時:2021年3月6日(土)23:30~
チャンネル:映画・チャンネルNECO
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物