玉木宏、新聞記者役で連続ドラマWに主演「40代に入った今だからこそできる作品なのかな」

玉木宏
玉木宏

同名小説が原作の「連続ドラマW だから殺せなかった」が、2022年1月9日(日)から放送・配信される。首都圏を震撼させていた無差別連続殺人犯に「新聞紙上での公開討論」の相手に指名される新聞記者・一本木透を演じているのが、俳優・玉木宏だ。

今回、放送に先駆けて玉木にインタビューを敢行。作品に込めた思いや、撮影の裏話などを聞いた。

「連続ドラマW だから殺せなかった」について語った玉木宏
「連続ドラマW だから殺せなかった」について語った玉木宏

――台本を読んだ際の第一印象をお聞かせください。

「今までなかったようなタイプの作品だと感じました。今のコロナ禍の時代にも通ずる『ウイルス』や『ワクチン』といった単語が、また違った意味で使われている作品ですが、そこもこの時代背景を感じたところです。また、僕はマスメディアを通して表に出る人間なので、『マスメディアが本来どうあるべきなのか』ということをすごく考えさせられました」

「連続ドラマW だから殺せなかった」より
「連続ドラマW だから殺せなかった」より

――新聞記者という役柄を演じるために意識されたことはありますか?

「新聞記者の役は今までに何度か演じてきたのですが、僕のイメージでは、くたびれた感じや手書きでメモを取ったりとアナログな印象が強いです。今回、20年前の姿も演じているのですが、20年間同じカバンを大事に使い続けていて、そういった設定も反映させながら、人物像を作り上げていった感じでした。一本木は、僕の実年齢よりはちょっと上の設定なので、白髪を活かした方が今回の役のイメージには近いんじゃないかなと。監督の権野元さんはお互いに若い頃から一緒に仕事をしていましたので、時代を経て、今の"枯れ感"をうまく使ってくれたのかなと思います(笑)」

――今の年齢だからこそ演じることができた役柄だと感じましたか?

「そうですね。これが30代前半だったらまた全然違うと思います。いわゆる『一企業の中でもある程度実績を積んでいる人』という役を演じる際に現実味がないと難しいと思うので、そういう意味では、40代に入った今だからこそできる作品なのかなとは思いました」

――物語の鍵を握る大学生・江原陽一郎役の松田元太(Travis Japan/ジャニーズJr.)さんをはじめとする、ご共演の皆さんの印象などをお聞かせください。

「松田君は今回がはじめましてだったのですが、芝居のパワー、そして集中力がすごいなと感じました。もっともっと成長する方だと思います。そして、すごくピュアだなという印象を持ちました。ダンスもすごく上手で、たくさんの先輩方に可愛がられてきて、いろいろな経験をしているけれど、それでもピュアでいるというのが、とても気持ちがよくて。良い意味で年上を転がすのがかなり上手なタイプなんだろうなと思っています(笑)。早い段階で連絡先の交換もしました (笑)」

――陽一郎の父・江原茂役の萩原聖人さんとの共演はいかがでしたか?

「萩原さんとは何度も一緒にお仕事させていただいていて、プライベートでも仲良くさせていただいているのですが、本当に信頼の置ける先輩ですね。萩原さんと対峙するシーンがあるのですが、『静かなんだけど、すごく深い対決』ということを心の中で思いながら演じていました。声を荒げるということはほとんど芝居の中ではしなかったので、そういう大人な対決が見られるんじゃないかなと思います」

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放送情報

連続ドラマW だから殺せなかった
放送日時:2022年1月9日(日)22:00~
チャンネル:WOWOWプライム/WOWOW 4K/WOWOWオンデマンド
※第1話無料放送(全5話)
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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