デビュー25周年を迎えた吉田羊が自身の出演作を振り返る！「よくぞ25年も続けてこられたなぁと、自分で自分に驚いています」

今年デビュー25周年を迎えた女優の吉田羊さん。シリアスからコメディーまで、作品ごとに違った顔を見せてくれるが、12月3日(土)深夜から12月4日(日)に「ＷＯＷＯＷ冬の吉田羊まつり」と題して、12時間以上にわたり多数の出演作品が放送される。

「飽きっぽい性格なので、よくぞ25年も続けてこられたなぁと、自分で自分に驚いています。助けてくださる方や、手を差し伸べてくださる方がいたからこそ、今の私があると思いますし、何よりもファンの方が応援して、期待してくださるからこそ続けてこられたんだなと、改めて感謝しています」

放送ラインアップの中で、初放送となるのが2本。一つは9月に行われた音楽ライブ「吉田羊NIGHT SPECTACLES THE PARALLEL」。

「コロナ以降、ファンの方とお会いする機会が減っていたので、あんなに近い距離でやりとりができて楽しかったです。私が歌いたい曲と思い出の曲などをカバーさせていただきました。ゲストとして出ていただいた大泉洋さんは同年代で、第一線でご活躍されている方。リスペクトもありますけど、どこか同志という感覚も勝手に持っていて、私自身、6人目のTEAM NACSだと思っているので(笑)、絶大な安心感がありましたね」
　
もう一つの初放送作品は、7月に東京・Bunkamura シアターコクーンで上演された舞台「ザ・ウェルキン」。

「時代も国籍も違いますけど、どこか今の時代にも通じるものを感じる物語です。いろいろなテーマが盛り込まれているので、見る方によってどのテーマを抽出するのか違ってくるんじゃないかなと思います。コロナで来場を諦めた方も多かったと思いますし、実際、４日間中止にもなりました。見られなかった方を含めて、今回お届けできるのがすごくうれしいです」

吉田さん自身も、今回の一挙放送をとても楽しみにしているという。

「映画、ドラマに加えて、舞台、コントドラマ、音楽ライブまで、幅広く放送していただけるので、私のいろいろな側面を見ていただけそうだなって。こんなに連続で"吉田羊"を見ることなんて私もなかったのでありがたいですね。見ながら録画もしつつ、２度目は作品の順番を入れ替えて見ていただくのもお薦めです」

よしだ・よう●2月3日生まれ、福岡県出身。1997年にデビューし、俳優として数々の映画、ドラマ、舞台に出演するほか、雑誌でグルメエッセーを連載するなど多方面で活躍。今年公開された話題の映画「沈黙のパレード」、「マイ・ブロークン・マリコ」や、11月23日(水・祝)から上映中の舞台「ツダマンの世界」にも出演している。

撮影＝中川容邦　取材・文＝田中隆信　スタイリスト＝井阪恵（dynamic）　ヘアメーク＝paku☆chan（Three PEACE）

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