吉田羊が「コールドケース3」の撮影を振り返る「温かい空気が流れていました」

世界的人気サスペンスシリーズの日本版として'16年から続く「連続ドラマW コールドケース」第3弾が、12月5日(土)よりスタート。前シーズンに続き、吉田羊が5人チームの捜査一課を率いる主人公の女性刑事・石川百合を演じる。

「百合という役はもはや私の一部になっていて、撮影が終わってもずっと私の中に内包されていました。だから、シーズン3で外に出してあげて、百合のその後の人生を演じることができると思うと、うれしくて撮影が楽しみでしたね。撮影現場はこれまでにも増して温かい空気が流れていて、捜査一課のメンバー(永山絢斗、滝藤賢一、光石研、三浦友和)で過ごす時間も増えました。スタッフさんもシーズン1からほとんど変わっていないので、リハーサルから演者と監督がお互いに"同じ呼吸"で撮影に臨めていて、現場もスムーズでした」

「連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~」に出演する吉田羊

ⓒWOWOW/Warner Bros. Intl TV Production

だが、新型コロナウイルスの影響で一時撮影の中断を余儀なくされた。そんなピンチも結束力で乗り越えたという。

「おそらくこのチームは、困難であればあるほど燃えるタイプが集まっていると思います(笑)。だから『絶対にこの作品を作り上げる』という思いと、作品の持つ生命力が合わさって前に進むことができました。中断している間も捜査一課のメンバーから『元気ですか?』と連絡が来たり、『街でばったり会ったよ』と滝藤さんと光石さんが十分にソーシャルディスタンスを取った2ショット写真が送られてきたりと(笑)、演者同士がお互いに思い合っていることが感じられた期間でしたね」

今シーズンでは百合の心情の変化も描かれ、新たな思いを胸に演じることができたそう。

「最初に台本を読んだとき、シリーズの『終わり』を感じ取り、今回はそれを覚悟して演じていこうという感覚が芽生えたんです。そうすると、ひとつひとつのシーンに愛着が湧いて"有終にふさわしい百合さん"を演じなくてはならないという思いが強くなりました。素直で人間らしい百合さんを演じられたと思います。このシーズンで終わっても納得がいくなって、手応えも。そうは言うものの、演じ終わってみると、これから先の百合さんも見てみたい思いも出てきたりしているんですけどね(笑)」

よしだ・よう●福岡県出身。NHKの大河ドラマや朝ドラといった数々の国民的ドラマをはじめ、「HERO」('14年ほか)、「中学聖日記」('18年)などの話題作に出演。映画、ドキュメンタリー番組、CM、ラジオ、 雑誌など幅広く活躍し、現在はTBS系のドラマ「恋する母たち」に出演中。

撮影=中川容邦 取材・文=原田健
スタイリスト=梅山弘子(KiKi inc.) ヘアメーク=paku☆chan(Three Peace)
衣装協力=アンスリード(アンスリード青山店)、リューク

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放送情報

連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~
放送日時:2020年12月5日(土)22:00~
チャンネル:WOWOWプライム
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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