森岡隆三が分析!守備のエラー、ボールの引力...名古屋がC大阪に完敗を喫した原因

7月14日放送の「平畠会議」J1第19節の回では、司会の平畠啓史とともにゲストに名良橋晃、森岡隆三、安永聡太郎を招へい。週末のJ1について熱い議論が行われた。

今回議案に挙がったのは、7月13日に行われたC大阪vs名古屋の一戦。試合は丸橋祐介、高木俊幸、ブルーノ・メンデスの得点で、C大阪が3-0と完勝を収めた。

試合後の記者会見で、C大阪のミゲル・アンヘル・ロティーナ監督は、名古屋の強力な攻撃陣を完封に抑えたチームを評価。

「チームで重要視しているのは、11人で守備をして、11人で攻撃をすること。守備の部分でミスをしないということが重要だった。今日は11人がそれぞれの役割を果たしていた。全体的に守備のミスがなかったことが、勝利につながったと思う」

森岡は「守備のエラー」と題し、名古屋の1失点目と2失点目には多くの"エラー"があったと指摘。一方で、C大阪には「チャレンジ、カバーの部分も含めて、ほとんどエラーが起こらないのは素晴らしかった」と、勝敗を分けたポイントを分析した。

名古屋の2失点目は、サイドを突破したブルース・メンデスに対して、センターバックの中谷進之介がつられたことによって、中央で高木をフリーにしてしまった。森岡氏は、中谷がサイドにつられた原因について「ボールには引力がある」と表現した。

「ついついボールに寄ってしまう気持ちは分かるし、0-1で負けている状況だったので、なおさらボールを奪いに行きたくもなる。ただ、相手を遅らせるという判断をすれば、失点は防げたかもしれない」

平畠は、森岡の分析を受けて「練習でいろいろなことを頭に入れていても、ボールが動くとDFはつられてしまうんですね」と、"ボールの引力"に驚嘆した。一方で安永は「個人のミスとして捉えるのか、チーム戦術として決まりごとがある中でのミスなのか」と疑問を呈し、エラーが起きた原因を明確にすることが重要だと語った。

この試合で、名古屋は4バックから3バックに変更し、中盤はアンカーにエドゥアルド・ネット、インサイドハーフに米本拓司、ジョアン・シミッチを起用。後半は慣れ親しんだ4-4-2にフォーメーションを戻したが、安永氏は異なる中盤の並びを提案した。

「はたしてこの並びが正しいのか、選手がやっていて気持ちの良い並びなのか。例えば米本がアンカーで、インサイドハーフに(エドゥアルド・)ネットと(ジョアン・)シミッチを置いて。攻撃になったら米本が前に出て行って、あとの2人が下りてきて。外から見ると、可変的にトライアングルの形を変えるほうが良いと感じた」

序盤戦は首位に名を連ねていた名古屋だが、泥沼の4連敗を喫し、8試合連続で未勝利。強力な攻撃陣の奮起はもちろんだが、守備の立て直しが急務となっている。

J1リーグ開催週の日曜日21:00~生放送されている「平畠会議」。次回のJ1第20節の回は、7月21日(日)21:00~放送スタートの予定となっている。

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放送情報

平畠会議

放送日時:7月21日(日) 21:00~

チャンネル:スカサカ!

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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