西武・中村剛也の自身通算400号となるメモリアル本塁打に「スカパー!サヨナラ賞」

パ・リーグ 埼玉西武ライオンズ 中村剛也選手が、7月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。

7月19日、メットライフドームで行われたオリックス・バファローズ13回戦、4対4で迎えた延長11回裏1死走者なしの場面で打席に立つと、放った打球はレフトスタンドへ飛び込んだ。チームを今季4度目のサヨナラ勝利へ導いた劇的な一打は、自身通算400号となるメモリアル本塁打となった。
個人通算400号本塁打をサヨナラで達成するのはプロ野球史上初。スカパー!サヨナラ賞は2015年7月度以来自身2度目の受賞だった。

――受賞の感想を一言

「こういった賞をいただいて、すごく嬉しく思います」

――サヨナラ賞は、2度目の受賞。更に400号メモリアルアーチでもあったが、その点に関しては?

「打った瞬間にこの賞に選ばれるとは、その時は思っていなかったんですけど(笑)。でもこういう賞があるなと思い出したので、もしかしたら選ばれるんじゃないかな、と」

――ダイヤモンドを一周している時の気持ちはどうだった?

「それ、よく聞かれるんですけど、普通のホームランと一緒ですよ(笑)」

――これまで自身のバットで試合を決めたことが何度もあったと思うが、この一振りで試合が決まるかもしれないと考えて打席に入った?

「どうですかね......ホント"無"と言いますか、何も考えずに自分のバッティングをしようと心がけて入って。ふだんこういう時があればホームランを打ってやろうとか、そんなことを考えたら大体三振するので(笑)。その時は何も考えずにしっかり自分のバッテイングをしようと思っていたので、それが良い結果に繋がったと思います」

――プロ18年目だが、そういうのは長年積み重ねてきた中で掴んだ感覚?

「それは、分からないです(苦笑)」

――入団早々の頃と今の頃では、そういう場面に打席に入っても気持ちは変わらない?

「いや、若い時の方が決めてやろうという強い気持ちがあっても、なかなか打てなかったということがあるので、その経験をふまえてそういった場面が来たら、いつも通りやろうかなと心がけています」

――今シーズンは、ここまで99試合。打点でも好成績ですね。

「まぁ、ぼちぼちですかね」

――残りシーズン、残りの試合に向けての思いは?

「残りもだいぶ少なくなって来ていますし、まだまだ優勝出来るチャンスもあると思っていますので、目の前の試合を全力で戦ってその試合勝てるように頑張っていこうと思います。あと、年間大賞も狙っているので!」

スカパー!サヨナラ賞年間大賞も狙う中村選手

――打席に立つ前のルーティーンは?

「ネクストバッターズサークルのところで2回素振りをして、その後はフラフラしているんですけど、自分の打席になった時にバッターボックスに入る前にもう一度素振りをして。それから打席に入る。それぐらいですね」

――それは以前から?プロに入ってから?

「プロに入って途中ぐらい。試合に出るようになったぐらいからですかね」

――最近、野球で感動したこと、感激したことは?

「そうですね......僕のサヨナラホームランじゃないですか(笑)」

――遠征も多いと思いますが、移動中どのように過ごしている?

「基本寝ていますね」

――試合以外は野球のことを考えないようにしている、と?

「野球のことを考えないですね、疲れるので(笑)」

――最後に。スカパー!で試合終了まで視聴し、応援しているファンの方に向けてメッセージを。

「これからもスカパー!でプロ野球をしっかりと観ていきたいなと思います(笑)」

※月間スカパー!サヨナラ賞とは
月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる賞として2012年に制定。「試合終了最後の1球まで真剣勝負をお届けするスカパー! 」から多くのファンに、プロ野球中継最大の魅力を伝えることができ、それがプロ野球界発展の一助となると考え、本賞へ協賛。
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