羽生結弦紀平梨花らの新シーズンに期待!アイスショーだからこそ見せる情熱的な演技

「ファンタジー・オン・アイス2019」
「ファンタジー・オン・アイス2019」

新型コロナウイルス感染拡大の影響により世界選手権が中止となり、思わぬ形で終わりを告げたフィギュアスケートの2019-20シーズン。不完全燃焼な幕切れとなった分、新たなシーズンの幕開けを心待ちにしているファンも多いことだろう。

そんな中、アイスショー「ファンタジー・オン・アイス2019」の模様が8月22日(土)からテレ朝チャンネル2で放送される。世界のトップスケーターたちの華麗なスケーティングとともに、多くのファンを惹きつけてやまないアイスショーの魅力をひも解いていきたい。

■「ファンタジー・オン・アイス」は、他のアイスショーと何が違う?

"アイスショー大国"ともいえる日本では、フィギュアスケートのオフシーズンには様々な趣向を凝らしたアイスショーが活況を迎える。その中でも、最も豪華で華やかな舞台といえるのが、日本屈指の動員数を誇る「ファンタジー・オン・アイス」だ。

2019年の出演スケーターを振り返るだけでも、"ロシアの皇帝"エフゲニー・プルシェンコを筆頭に、ハビエル・フェルナンデス、ステファン・ランビエル、アリーナ・ザギトワ...といった冬季五輪・世界選手権などの主要大会で表彰台を飾ったトップスケーターがずらり。日本人スケーターも、オリンピック2連覇を成し遂げた羽生結弦や、シニア転向1年目にしてGPファイナル優勝を達成した紀平梨花、全日本選手権で4連覇した宮原知子ら現役トップ選手が勢ぞろいしており、これだけの面々が一堂に会するアイスショーなど、ほかに例を見ない。

しかし、「ファンタジー・オン・アイス」の真骨頂は、こうした出演スケーターの人気頼みなどではなく、本物の舞台演出がなされている点にある。照明や音響、リンク設営にまで行き届いた世界観の創出に加え、観客を惹きつけて離さないオープニング&エンディングでの華やかなショータイム、様々なアーティストとのコラボレーション...。スケーターたちの表現力を最大限高める演出が素晴らしく、一度足を運んだら虜になるリピーターも多いと聞く。

羽生結弦らトップスター選手が「ファンタジー・オン・アイス2019」で華麗なパフォーマンスを披露!

(C) Fantasy on Ice 2019 in MAKUHARI

■美麗な競演を果たした「ファンタジー・オン・アイス2019」

「ファンタジー・オン・アイス2019」では、シーズン中に厳しい戦いを繰り広げてきた羽生、紀平、宮原の柔らかな表情にも注目だ。幕張公演の初日のオープニングでは、憧れの存在・プルシェンコに迎え入れられる形で登場した羽生が、4回転トウループを跳び、会場のボルテージを一気に引き上げた。

そして、大トリとして再び登場した羽生は、Toshlとのコラボを実現。イナバウアーを盛り込んだ情熱的な「マスカレイド」と、Y字バランスからのスパイラルといったしなやかな表現で魅了した「CRYSTAL MEMORIES」を、日替わりで披露するという試みでも大きな話題を集めた。

また、「ファンタジー・オン・アイス」といえば、新プログラムのお披露目の場としても注目を集めており、昨年は紀平がSPの曲として使用した「Breakfast in Baghdad」を初披露した。真っ黒な衣装で登場した紀平は、女性ボーカルのアップテンポなナンバーに合わせて情熱的に、そして3回転ルッツなどのジャンプを交えながら見事なスケーティングを披露した。

また、宮原も昨季のSPの楽曲「Tabla & Percussion Solo」をこの場で初披露している。黒のパンツスタイルというこれまでとは違う雰囲気で登場すると、エキゾチックなエジプト調の楽曲に合わせ、リズミカルで多彩な振り付けが盛り込まれた演技で新境地を開拓。加えて3回転ルッツ、2回転半、3回転ループと、宮原らしい隙のないジャンプも印象的だった。

「ファンタジー・オン・アイス2019」

今年5・6月に開催を予定していた「ファンタジー・オン・アイス2020」は、新型コロナウイルスの影響により国内全公演が中止に。ファンにとってはオフシーズンの一つの楽しみが失われる結果となったが、過去のアイスショーを今一度振り返って、日本人選手をはじめ世界的スケーターたちの美麗な競演に酔いしれたい。

文=HOMINIS編集部

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放送情報

ファンタジー・オン・アイス2019
放送日時:2020年8月22(土)10:30~ほか
チャンネル:テレ朝チャンネル2 ニュース・情報・スポーツ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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