宮田俊哉(Kis-My-Ft2)が2頭のジャガーの物語を情感豊かに語る!『ヤング・ジャガー:ジャングル王への道』『ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神』で見せるナレーションの妙

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『ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神』
『ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神』

© Terra Mater Studios

一方、「ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神」が描くのは、コスタリカの太平洋岸。荒廃していた沿岸の森がよみがえったことで陸と海の世界がつながり、森の食物連鎖の頂点に立つジャガーと、数年に一度、生まれ故郷である1キロほどの浜辺に戻ってくるヒメウミガメという、思いがけない2つの生命が交錯する物語が描かれる。自然環境の再生が、思いもよらない生き物同士の出会いを生んだ実例として、示唆に富む一作でもある。

番組紹介によれば、「ヤング・ジャガー」では若きジャガーを見守るような語り口、「ジャガーとウミガメの物語」では優しくもしっかりとした語り口で物語を伝えているという。同じジャガーを主役に据えながらも、物語の質感に合わせてトーンを微妙に使い分けているのだとすれば、そこにこそ宮田のナレーションの妙が発揮されるはずだ。声優として鍛えてきた表現の引き出しの多さが、壮大な自然の営みを押しつけがましくなく伝える語りに生かされることを期待したい。

『ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神』
『ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神』

© Terra Mater Studios

数多くのアニメキャラクターに声を当ててきた宮田だからこそ、言葉を発しない野生動物の"心情"を、声のトーンだけで観客に想像させる語り口が自然と身についているのではないか。人間ではない存在の物語に耳を傾け、その声を代弁する仕事という意味では、声優もナレーターも本質的には地続きのはず。放送で実際にどんな"声"を聞かせてくれるのか、今から楽しみだ。

作家としても「境界のメロディ」で「次にくるライトノベル大賞2024」四冠を達成し、そのアニメ化も決定するなど、表現者としての引き出しを次々と増やしている宮田。かつては事務所から公言を止められていたというアニメ好きを、今では堂々とキャリアの武器にしている格好だ。アイドルという枠に収まらない活動の幅を、まずはこの夏、地球の裏側からやってくる2頭のジャガーの物語とともに感じてほしい。声優、ナレーター、そして小説家。多方面に広がり続ける宮田の"声の仕事"を追いかけるうえで、この夏のナショナル ジオグラフィック出演は見逃せないポイントのひとつになるはずだ。

文=川崎龍也

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