舞台SKE48版「ハムレット」が4月18日(木)より東京・品川プリンスホテル クラブeXにて上演される。同舞台は、日本テレビで放送されたバラエティ番組「SKEBINGO!ガチでお芝居やらせて頂きます!」を通して、メンバーが各回演技のスペシャリストの指導を受けながら、本気で芝居に挑戦してきた集大成として開催されるもの。
劇団鹿殺しの丸尾丸一郎が脚本・演出を手掛けるほか、ダンス指導に當間里美、殺陣の指導に市瀬秀和と、これまで番組でSKE48メンバーを指導してきたプロフェッショナルが参加し、ウィリアム・シェイクスピアの名作を彩る。
今回、同作で舞台初挑戦、そして主人公・ハムレットを演じる松井珠理奈にインタビューを行い、初舞台に懸ける思いや稽古で苦労していることなどを聞いた。
――初舞台と聞いて驚きました!
「そうなんですよね。SKE48 11年目で、最近何か新しいことに挑戦する機会があまりなかったので『久々に来たか、このプレッシャーと緊張感!』みたいな感じですね(笑)。私、元々ビビリなので、初めて会う人だったり初めてやることに対して、人の何倍も緊張しちゃうんですよ。よく『緊張してないみたい』って言ってもらうんですけど、実は緊張しちゃうタイプなので。一方で、『その緊張が周りのメンバーにも伝わったらいけないな』っていう思いもあるから、いつも緊張と戦ってます!(笑)」
――稽古でも緊張しますか?
「先日、場当たりの稽古をした際に、他のメンバーが完璧なのを見てちょっと焦りも出たのですが、それを押し殺して...(笑)。私がSKE48に入ってAKB48のCDで最初に歌わせていただいた時に、すでにレッスンを受けていて (振り付けが)完璧な状態のAKB48のメンバーの中に入るという経験をしたのですが、その時に状況が似ていて。自分的に気持ちが被って『そういえばこんな感じだったな』と初心というか、そのころの気持ちを思い出しました。だからこそ『きっとこれが自分を成長させてくれるんだろうな』って思いながら稽古に臨んでいます」
――演じる上で苦労していることは?
「長いお話を90分くらいにしているので、ハムレットの喜怒哀楽がすごくたくさん詰まっているんです。上機嫌かと思ったら復讐(ふくしゅう)にとらわれて憎しみに向かっていったりと、毎回(舞台上に)出るたびに感情が違うので、それを表現するというのが難しいですね。自分の中で一気に感情を上げていかなきゃいけないというのが大変です」
――映像作品での芝居とは違いますか?
「やはり大きい声を出さないといけないという部分は全然違いますね。大きい声を出しながら切ない表現をするというのは特に苦労しています。あとは、元々喉が強くないので大変。今日も朝起きたら声がガラガラで『やばい!今日の稽古どうしよう~。声出なかったら最悪だ...』って心配しながら、ハチミツを舐めたりとありとあらゆる喉のケアをしています」
――舞台経験のあるメンバーにアドバイスをもらったりしましたか?
「稽古に入る前に、すごく不安で高柳明音ちゃんに『稽古ってどういう感じでやったの?』『演出の人は怒るの?』と、ちょくちょく稽古の様子を聞いていました。私、怒られるのがとっても苦手なんですよ!(笑) そうしたら、『すごく優しいよ。メンバーの意見も聞いてくれて向かい合ってくれる人だから、きっと"おじゅり"(松井)だったら大丈夫だと思うから安心して来てね』って言ってくれて、『覚えることもたくさんあるから、とりあえず気持ちを作っていったらいいと思うよ』ってアドバイスしてくれました」
松井珠理奈 出演情報
舞台 SKE48版「ハムレット」
4月18日(木)~21日(日) ※全8公演
東京・品川プリンスホテル クラブeX
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