シンガーソングライターとして数々の名曲を世に送り出してきた来生たかおが、デビュー50周年を迎えた。本稿では、ツアー初日に披露されたステージの模様をレポートする。
2025年11月26日夜、東京・NHKホールで『来生たかお 50th Anniversary Concert Tour 2025-2026 ~The Song ~』が開催された。今年も全国各地での展開が予定されているアニヴァーサリーコンサートツアーの幕開けとなった一夜。会場を埋め尽くした満員の観客が、お馴染みの来生メロディーと甘く優しい歌声に酔いしれた。
歌手デビュー以前にも、アンドレ・カンドレ時代から親交があった井上陽水のファーストアルバム『断絶』にアコースティックギターで参加したり、1974年には亀渕友香の「酔いどれ天使のポルカ」を作曲して作詞した姉のえつことともに作家デビューを果たしていたが、シンガーソングライターとしてのスタートは、1976年10月1日に出されたシングル「浅い夢」だった。以来今年でデビュー50周年を迎える。

18:30にスタートしたコンサート、幕が開くとスリーピース姿の来生がステージに現れた。最初の曲はバンドに加わったストリングスパートも豪華な「明日物語」。ちょうど10年前、40周年記念のセルフカヴァーアルバム『夢のあとさき』に新曲として収録されていた楽曲である。前向きな詞がオープニングに相応しく、これから始まるコンサートへの期待が高まる。続いて2011年のアルバム『ひたすらに』から「針の雨」が歌われてから挨拶。50周年を迎えることの感慨と感謝が語られ、敬愛するギルバート・オサリヴァンのライブで力をもらったとのこと。その流れでオサリヴァンとの競作となった1991年のシングル曲「出会えてよかった」が歌われる。


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