さのみきひと、自身を深掘りするドキュメンタリー番組誕生に驚き「すごく貴重な機会」

ミュージシャン

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――唯一無二の表現をされているさのさん。活動スタート時から現在のようなスタイルだったのでしょうか?

「特に独自性が出たのは今回からなのかなと思っています。2024年開催のツアー『Fiction / Cave / Smile』では、個人的なテーマとして『パーカッションのライブ・ルーピング(その場で録音して繰り返し再生させながら別の音を重ねていくパフォーマンス)を極めよう』というテーマでやっていたんです。

ライブは、同期音源(事前に作成した音源)を流すのではなく、高い精度でパーカッションを重ね録りしていきました。正直、『これ、日本人で一番やばいでしょ』というところまではいきましたが、私が参考にしたBINKBEATS(ビンクビーツ)をはじめとしたアーティストたちには及ばなかった。

そんななか、今回のツアーでは『私を使うのは私が一番うまいですね』みたいなところまでいけたので、ありがたかったです」

――これからどんな「さのみきひと」を見せていきたいですか?

「大変申し訳ないんですけど、本当にないんです。やりたいことが、刻一刻、津々浦々、四面楚歌、一朝一夕、二重債務、確定申告...と、どんどん変わっていくので」

――(笑)

「なりたいものもないし、見せたいものもないし、やりたいことがどんどん変わっていく、というのが正直なところです。すごく変な言い方をすると今回のツアーでやったことも、もう飽きています。おもしろいものを作れたなとは思いますが、まったく同じことをやろうとは思わないですね。

応援してくださる皆さんはかわいそうですよ。本当にありがとうございます...。『このパフォーマンスおもしろいじゃん』と思ってついてきてくれても、来年になったら全然違うことをやっているし...。本当に信じてくれてありがとう。私は幸せです。その都度、全力でものを作るようにはしているので、それを信じて見に来てくれたらうれしいです」

文・写真=浜瀬将樹

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