「BSスカパー!BAZOOKA!!!第15回高校生RAP選手権 in TOKYO」が、4月3日に都内で行われ、全国からオーディションを通過した16人の高校生ラッパーたちが激しいラップバトルを繰り広げた。
同大会は全国のオーディションを通過した16人がAブロックとBブロックに分かれ、それぞれ勝ち抜き戦のトーナメント方式。1回戦は8小節の2ターンによるフリースタイルのMCバトルで行う。
バトル開始直前のステージに登場したBAZOOKA!!!レギュラーメンバーの中嶋イッキュウ(tricot)は「応援の声がイカツ過ぎてびっくりしました!」と客席の熱気に仰天。一方、審査委員長の漢 a.k.a. GAMIは「ハンパないですね!十分伝わりました」とコメントし、審査員を務めるT-Pablowは「この大会を見てラップをやってみようと思う若者もいると思うので、ぜひカッコいいラップを見せてもらいたいと思います!」と期待を寄せた。
(以下、ネタバレを含みます)
■1回戦Aブロック
1回戦Aブロック第1試合は、東京・台東区出身のNovel Coreと、静岡・沼津出身のFAMOU$が対決。第11回大会で準優勝、第12回大会のチャンピオンに輝き、第12回大会優勝時の宣言通り第15回大会に再出場したNovel Coreに、4回目のオーディションを経て念願の大会出場を果たしたFAMOU$が金星獲得を目指す対決。
先攻を選んだNovel Coreは「てめえらへなちょこラップに任せられるか」とチャンピオン経験者らしい挑発で攻めると、FAMOU$はNovel Coreがリリースしている音源をディスって対抗。しかし、FAMOU$の善戦むなしくNovel Coreが2回戦進出を決めた。
審査員のR-指定(Creepy Nuts)は、「最初に先攻を選んだところで、バトルの流れを作ったと思う」と先攻・後攻決めから勝負の展開を掌握したNovel Coreを称えた。
Aブロック第2試合は、北海道・札幌出身のMOGURA、同じく北海道・札幌出身のMCリトルが対決。大学受験のために同大会から遠のいていたMOGURAは無事大学に合格し、ジャーナリストになりたいという夢を持って3大会ぶりの出場。一方、前回大会で会場を沸かせた今大会唯一の1年生ラッパー"MCリトル"は2大会連続出場。2人はそれぞれの思いを胸に熱いMCバトルを展開。
先攻のMOGURAがMCリトルの体型や紹介VTRをディスる攻めを見せると、MCリトルは見事な切り返しを披露。両者一歩も引かない名勝負に、漢から延長戦を求める札が上がり勝負の行方は延長戦へ。甲乙つけがたい同郷対決は、延長戦でMOGURAに軍配が上がった。
T-Pablowは「MOGURAくんが頭いいなって(笑)。僕も学歴に劣等感を感じます」とコメントする一方、審査員のDOTAMAは「MCリトルくんの札幌への情熱を、MOGURAが無力化する返しをしていた」と振り返った。
Aブロック第3試合は、岡山・津山出身のLil bei、大阪・和泉出身の無欲の"オタク系"ラッパー対決。
先攻の無欲は紹介VTRで「欅坂46・平手友梨奈と共演したい」と言っていたLil beiに対し、自分の趣味である二次元は裏切らないという内容で攻撃し会場を盛り上げるも惜敗。「アイドルオタク vs 二次元オタク」という見どころたっぷりのバトルに、R-指定は「二次元と三次元のオタクの主張のぶつかり合いが見れて面白かった!」と2人のバイブスあふれるバトルを称賛。
Aブロック4試合は、大阪・寝屋川出身の藤KooSと、沖縄・宮古島出身の我琉がバトル。先攻の藤KooSが「このステージは早かったんじゃねぇか?」とあおると、我琉も負けじと独学で鍛え上げたラップスキルで応戦。だが、経験の差を埋められず我琉が涙をのんだ。
T-Pablowは「藤KooSくんは声の通りが違うし、盛り上げ方を知ってますね」と客席までも巻き込んだ藤KooSの経験値を評価した。
放送情報
BSスカパー!BAZOOKA!!!第15回高校生RAP選手権 in TOKYO
放送日時:2019年5月6日(月)21:00~
チャンネル:BSスカパー!
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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