声優、俳優、シンガーとマルチな活躍ぶりが熱い視線を集めている蒼井翔太。今年、オンエアされた新感覚ミステリードラマ『REAL⇔FAKE』(全4話)で荒牧慶彦、植田圭輔、小澤廉、佐藤流司、松村龍之介、和田雅成、染谷俊之らと共演。失踪した歌姫・朱音役を演じたかと思えば、2019年11月から2020年1月にかけて上演されるブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』日本キャスト版 Season1 に出演。宮野真守とのWキャストでトニー役に抜擢されるなど、各所からひっぱりだこ状態だ。アーティストとしてもデビュー6周年を迎え、TVアニメ「この音とまれ!」の第2クールのOPテーマとして11thシングル「Harmony」をリリースし、Twitterのフォロワー数は90万人を突破している。中性的でミステリアスな雰囲気を醸し出している蒼井翔太の魅力とは?
■宮野真守も認める実力の持ち主
2011年に声優としてデビュー。「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズの美風 藍役で注目を集め、2013年に歌手としてもデビューを飾った蒼井翔太の武器は、
なんといっても性別を超えているハイトーンボイス。バリエーション豊かに声を自由自在に使い分けるため、"エンジェルボイス"、"奇跡の両声類"、"七色の声"と評価されている。見た目も麗しいが、先輩の声優でありシンガーである宮野真守にも声と歌を褒められるほどの実力の持ち主。
2019年に開催された全国ツアーでは2万2千人を動員し、その人気を証明した。演出や衣装にもこだわるショーアップされたライブも特色で2016年に開催された初の日本武道館ワンマンでは13メートルの高さから天女のごとくフライングする演出でファンの度肝を抜いた。今年のツアーでもドレス風のゴージャスな服から黒を基調にしたロックテイストのファッション、ダンサーを従えてのスタイリッシュな格好など、さまざまな衣装で魅了し、声のみならず多くの引き出しを持っているところが蒼井翔太の魅力だ。
■女子力の高さにファンからメイクの相談も?
小学生の頃からアニメとゲームが好きで、ヴィジュアル系のバンドにハマっていたことから中学生でメイクに目覚めたという蒼井翔太。声にも透明感があるが、透き通った美肌は女子ファンからもうらやましがられるほど。TOKYO FMのレギュラーラジオ番組「蒼井翔太 Hungry night」の性別不明の美の伝道師・大原サラ所長になりきって質問に答えるコーナーではリスナーからの"ファンデーションを塗ると粉吹きしてしまう"という悩みに対して、「まずは、化粧水で肌をちゃんと保湿。そのあとに、下地、ファンデーションを塗って、肌が乾燥したらスプレータイプのミストを使う」とアドバイス。メイクが崩れない方法を伝授するなど世の中の女子に希望を与えている。
その一方で不登校で引きこもりだった過去をカミングアウトしたり、32才の誕生日に自身のブログで「声優として、歌手として、表現者として生きている限り、チャレンジしていく。胸を張れるように。結果的には出会った人たちみんなを笑顔にしたい」と宣言するなど男気のある一面も。この掴めそうで掴めないギャップこそが蒼井翔太の神秘的なイメージに繋がっているのかもしれない。
文=山本弘子
放送情報
REAL⇔FAKE(一挙放送!)
放送日時:2019年12月7日(土)23:00~
チャンネル: TBSチャンネル2 名作ドラマ・スポーツ・アニメ
蒼井翔太 LIVE 2019 WONDER lab. I
放送日時:2019年12月31日(火)2:00~
チャンネル: TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
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