ソ・イングクのワイルドな一面に魅了...「キス職人」のイメージとは異なる、犯罪者集団のリーダーを演じた8年ぶりの映画復帰作

映画「パイプライン」
映画「パイプライン」

(C)2021 [CJ ENM, GOM PICTURES, M.o.veraPictures] All Rights Reserved.

嘘まみれの溶接工"チョプセ(ウム・ムンソク)"、地中を正確に把握する土木担当"ナ課長(ユ・スンモク)"、怪力を持つ人間採掘機"ビッグショベル(テ・ハンホ)"、外部からの危機を知らせる紅一点の監視役"カウンター(ペ・ダビン)"といった一癖も二癖もある即席チームをまとめるのが、イングク演じる"チーム長"ことピンドリだ。

お手製のドリルと研ぎ澄まされた感覚でどんなパイプもいとも簡単に攻略してしまうピンドリは、ブランド物のスーツを着たまま穿孔を行うなど常に自信満々。チームメンバーに対しても、顔合わせ早々「お前らは替えが効くが、俺は効かない」と言い放つなど態度のデカさも超一流だ。

映画「パイプライン」
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(C)2021 [CJ ENM, GOM PICTURES, M.o.veraPictures] All Rights Reserved.

余裕の笑みとカリスマ的なオーラを全身に漂わせ、たるんだ仲間には怒号を飛ばすという荒々しさも覗かせながら、犯罪者集団のリーダーを説得力たっぷりに演じたイングク。物語が進み、チームに仲間意識が芽生え出すと、その顔にも情が滲むように...。独善的だったピンドリが、仲間を思いやるようになる心境の変化も見事に表現している。

その一方で、チームを奴隷のように扱うゴヌに対して怒りを漲らせ、その鬱憤を晴らすべく鬼気迫る表情で繰り出すアクションは実に痛快。ゴヌとの情け容赦のない壮絶な肉弾戦も見応えがあり、男臭いワイルドな魅力を爆発させている。

映画「パイプライン」
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(C)2021 [CJ ENM, GOM PICTURES, M.o.veraPictures] All Rights Reserved.

"キス職人"とはまた違う、荒々しい魅力を本作で開花させたイングクは、この翌年、16kg増量して臨んだ映画「オオカミ狩り」(2022年)で極悪非道な狂気的犯罪者を演じたことも大きな話題を呼んだ。既存のイメージに囚われることなく、常に新たなチャレンジを続ける彼の"進化"はこれからも加速していきそうだ。

文=HOMINIS編集部

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放送情報【スカパー!】

映画「パイプライン」
放送日時:2024年4月15日(月)20:00~
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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