ヒョンビンとの長尺キスシーンも話題に...カンヌを沸かせた「別れる決心」のタン・ウェイが体現した大人のラブロマンス

「レイトオータム」
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(C)Boram Entertainment

「レイトオータム」
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そんなタン・ウェイが「別れる決心」の約12年前にやはり韓国俳優とタッグを組み、ミステリアスな女性像で魅了した作品が、韓国・香港・アメリカ合作映画「レイトオータム」(2010年)。後にタン・ウェイの夫となるキム・テヨン監督がメガホンを取り、「シークレット・ガーデン」(2010年)で人気絶頂だったヒョンビンと共演した点でも見逃せない作品だ。

「レイトオータム」
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1966年の韓国映画の名作「晩秋」をリメイクした本作は、雨と霧の街・シアトルを舞台に繰り広げられる大人のラブロマンス。DV夫を誤って殺害し、模範囚として服役していた中国系アメリカ人・アンナ(タン・ウェイ)は、母親の葬儀のために3日間の外出許可を得て、長距離バスでシアトルへ。バスの中で不審な男・フン(ヒョンビン)で知り合い、"72時間"という限られた時間の中で愛を育んでいくプロセスが丁寧に描かれる。

「レイトオータム」
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一見もの静かで控えめなアンナだが、内には激しい情熱を秘めている。突然バスの運賃を貸してほしいと言ってきたフンに戸惑い、初めは「返さなくていい」と素っ気ないが、次第にフンに親しみに似た感情を抱き始める。

バスを降りた後、束の間の自由を満喫していたアンナは、偶然にも街中でフンと再会を果たす。寂しい女性たちに"エスコート・サービス"を行っている彼の親しげな雰囲気が、アンナの胸の内に眠っていた寂しさをこじ開けていく。

「レイトオータム」
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踏み込んだスキンシップはほとんどなく、穏やかに進んできた2人の関係が一気に深まるのが、シアトルを出て刑務所のある町へと戻る帰途。互いの間に漂う濃密な空気をぶつけ合うように、2人は唇を重ねる。静かなピアノの音のみをBGMにしたこのキスシーンは、実に2分27秒。当時、韓国のバラエティ番組で"韓国映画最長"とも紹介されたほどの長尺のキスシーンによって、アンナとフンの感情は頂点に達する。

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放送情報【スカパー!】

レイトオータム
放送日時:2024年5月18日(土)16:40~ ほか
別れる決心
放送日時:2024年5月18日(土)21:00~ ほか
チャンネル:スターチャンネル1
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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