コン・ユの新たな魅力を創出！「新感染」シリーズや韓国版「寄生獣」が注目を集めたヨン・サンホ監督の作家性とは？

駅の階段にギュウギュウに詰め込まれた感染者たちが音に反応し、ガラスを突き破って襲いかかるなどケレン味たっぷりに描かれるゾンビの脅威。それに加え、暴徒化した狂気の民兵集団"631部隊"といった新たな敵対勢力も登場し、感染者を利用したおぞましい娯楽に興じる部隊と対峙するジョンソクの窮地を、前作に勝るとも劣らない圧倒的なビジュアルで描き出した。

前作のコン・ユ同様、今回もスター俳優のカン・ドンウォンを"落ちぶれた元軍人"というパブリックイメージを裏切るキャラクターで起用し、新たな魅力を創出したサンホ監督。「寄生獣 －ザ・グレイ－」や「地獄が呼んでいる シーズン2」といった話題作が注目を集める今、その独創性豊かな作家性を「新感染」シリーズで再発見してほしい。

文＝HOMINIS編集部

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