「慶余年」のソン・イー(宋軼)が、バイ・ジンティン(白敬亭)と体現する夫婦の絆...初夜に離縁を誓った男女の「その後」を描いたロマンス時代劇

一方、顧九思役のバイ・ジンティンは、中国版「太陽の末裔」として話題を呼んだ「キミだけのヒーローになりたい」(2021年)で特殊部隊のエリート隊長を演じ、多くの女性ファンを魅了。主演した宮廷ロマンス時代劇「卿卿(きょうきょう) 日常～宮廷を彩る幸せレシピ～」(2022年)でも、奔放なヒロインに翻弄されながらも愛を育む宮廷の若君役が評判を呼ぶなど、出演作が相次いでヒットしている人気急上昇中のイケメン俳優だ。

物語の序盤で描かれる顧九思は、既に縁談が決まっていた柳玉茹への嫌がらせとして「絶対に娶る」と豪語し、婚姻してしまう遊び人。初夜には"離縁の誓い"を告げ、妓楼に入り浸り、帰る場所のない玉茹を苦悩させてしまうという有様...。

ところが、その裏には意外にも誠実な一面が隠れていて、道端で寒さに震える子どもに気前よく皮衣を渡し、玉茹の辛い身の上を知ってからは「張り合うのはやめた。苦労しているようだからな」と同情してみせるなど、心の奥底にはちゃんと思いやりの心を育てている。

賢い玉茹に主導権を握られた九思が苦手な勉学に関心を向け、徐々に2人の距離が近づき始めると、「誰もが譲れない"志"を持つべきだ」と信念のこもった九思の言葉に触発された玉茹も、商売を学び自ら人生を切り拓いていく。

互いに手と手を取り合い、認め合いながら、正真正銘の夫婦の絆を築き上げていく2人。しっかり者の玉茹との軽妙な掛け合いや、やんちゃな九思の振る舞いも魅力的で、4歳年上のソン・イーと年齢差を感じさせない相性抜群の"ケミ"を作り出している。

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