テイラー・スウィフトも凛とした佇まいを見せる！マーゴット・ロビーら主役級の実力派が集結した映画「アムステルダム」

犯人に仕立てられたバートとハロルド、そしてヴァレリーは、濡れ衣を晴らそうとある作戦で事件の真相に迫るが、思いがけず世界を変えてしまうほどの巨大な陰謀へと巻き込まれていく。これがほぼ実話の物語だというから、驚きだ。陰謀が暴かれていく過程では、デ・ニーロ演じるギル・ディレンベック将軍が演説をする一幕もあり、その迫力にはシビれること必至。また作品の軸となるバートとハロルド、ヴァレリーの"誓いの友"による絆は胸アツで、鮮やかな余韻を残す。

バート役を演じたベールの哀愁がにじむ演技、ハロルド役のワシントンによる温かな味わい、ヴァレリー役のロビーの放つ大胆さと華やかさ。そのすべてが見事に溶け合い、忘れ難いような特別な関係性を映画に刻み込んでいる。

文＝成田おり枝

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