中国映画界の女神とも称され、ディズニー映画「ムーラン」のヒロイン役でも知られるリウ・イーフェイ(劉亦菲)。

ジャッキー・チェン＆ジェット・リーと共演した「ドラゴン・キングダム」(2008年)や、韓流スター、ソン・スンホンと共演した「第3の愛」(2015年)など、華々しいキャリアを積み上げてきた彼女が実に15年ぶりに出演した時代劇ドラマ「夢華録(むかろく)」も"2022年最高のドラマ"の呼び声高く、大いに話題となった。

そんなイーフェイが、日本でも人気を集めた「家族の名において」(2020年)の監督＆脚本家とタッグを組んだ現代ラブストーリー「風の吹く場所へ～love yourself～(原題：去有風的地方)」が、3月23日(日)より衛星劇場にて日本初放送される。

「風の吹く場所へ～love yourself～」は、早すぎる親友の死をきっかけに人生を見つめ直し、自分探しの旅に出るキャリア女性の姿を紡ぎ出すヒーリング＆ラブストーリー。

イーフェイが演じるのは、北京の五つ星ホテルのフロントマネージャーとして仕事に全てを捧げてきたヒロイン・許紅豆。ところが親友が末期がんでこの世を去り、人生の儚さを思い知らされる。深い悲しみに暮れる中、仕事を辞めた彼女は、親友の遺言を聞いて旅に出る。

向かった場所は、親友と旅行するはずだった雲南省雲苗村。"風の家"というコンドミニアムにしばらく滞在することになった紅豆は、ゆったりした時間の流れに身を委ね、自分と同じように都会を離れて心身を癒す人々と絆を築いていく。そんなある日、故郷の雲苗村で起業する謝之遥(リー・シエン)から村の観光ビジネスを手伝ってほしいと頼まれる。

「ムーラン」では愛する家族のため勇猛果敢に戦いに挑む男装の兵士を熱演し、「夢華録」では数々のピンチを切り抜けるヒロインの知性や強さ、美しい所作から感じられる気品を表現してきたイーフェイ。世界に通用するトップレベルのマーシャルアーツスキルに加え、どこか張り詰めたような緊張感も彼女の大きな魅力の一つだ。