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11月11日に52歳の誕生日を迎えるレオナルド・ディカプリオ。映画「タイタニック」で世界的な人気を獲得して以降も、マーティン・スコセッシやクリストファー・ノーランといった名監督の作品に出演し、ハリウッドを代表する俳優として第一線を走り続けている。端正なルックスで注目を集めた若手スターは、キャリアを重ねる中で、欲望に振り回される男や、矛盾を抱えた人物にも積極的に挑んできた。
そんなディカプリオの演技の振り幅を味わえるのが、11月8日(日)にザ・シネマで放送される「ブラッド・ダイヤモンド」と「ウルフ・オブ・ウォールストリート」だ。一方はアフリカの紛争地帯で生きるダイヤモンド密売人、もう一方はウォール街で巨万の富を築く株式ブローカー。どちらも金を追い求める男を主人公にしながら、ディカプリオが見せる表情は大きく異なる。
© 2006 Lonely Film Productions and Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved
2006年公開の「ブラッド・ダイヤモンド」は、内戦下のシエラレオネを舞台に、紛争の資金源となるダイヤモンドの闇取引を描いた社会派サスペンス。エドワード・ズウィック監督がメガホンを取り、ディカプリオは元傭兵の密売人ダニー・アーチャーを演じた。
ダニーは、巨大なピンクダイヤを隠したという漁師ソロモン(ジャイモン・フンスー)の情報をつかみ、その宝石を手に入れようと行動を共にする。しかし、ソロモンの目的は金ではない。武装勢力に連れ去られた息子を救い、離ればなれになった家族と再会することだった。ダイヤモンドを巡る二人の利害が交錯する中、現地で取材を続けるジャーナリストのマディ(ジェニファー・コネリー)も加わり、物語は大きく動き出していく。
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ディカプリオが演じるダニーは、危険な状況でも冷静に立ち回り、自分の利益のためなら相手を利用することもいとわない男だ。荒っぽい言動や鋭い眼差しからは、紛争地帯で生き抜いてきたしたたかさが伝わってくる。一方で、ソロモンの家族への思いやマディの言葉に触れるうち、それまで押し隠してきた感情が少しずつ表れていく。
注目したいのは、その変化を見せる繊細な演技だ。強気な態度を崩さない場面でも、相手を見る目つきやふとした沈黙に、迷いやためらいがにじむ。最初から正義感にあふれたヒーローではないからこそ、心境が変わっていく過程に説得力が生まれる。激しいアクションと、人間らしい弱さを感じさせる芝居。その両方を成立させたディカプリオは、本作でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。











